(172)日清焼そばUFO『ブラジリアンチキン』

春先から初夏にかけて大いに盛り上がった世界的イベント…そうFIFAワールドカップ・ブラジル大会である。結果はご承知の通りニッポン国民の過激な期待からはずいぶんとかけ離れたものに終わってしまったけれど、今になって冷静に考えてみれば(まあ、そんなもんでしょ…FIFAランキングってのもダテじゃあないよね)てなカンジか。

やれマスコミが煽っただのといろいろ言うヒトも多かったが、それよりもこの大イベントを商売に結びつけてひと儲けしてやろうじゃないのよ!と画策した企業が数多あったのも事実で、特にJリーグのスポンサー企業は便乗商品の大量リリースでその盛り上げに一役かっていたのではないか。いやソレはけっして悪いことをしていたワケではなくて、国民はそーゆーフンイキを楽しんでいたのだからいいのである。
大会後に売れ残った関連商品のヤマを見るとなんだか可笑しくて虚しくて哀しいのよね、我が国のみならず開催国までシボんだ結果だったのがヨケーにそんなキモチにさせてくれるのかな。そして間もなくお盆だというのにかなりの量のソレ系商品がスーパーの棚に未だにあるのには失笑を禁じ得ない。

このカップ焼そばは大会開始前に購入したものだったけれど、なんだか食べそびれて準決勝が始まるころになってようやく食すことが出来たのね、だからキョーレツにワクワクしながらテレビ画面にかじりつき中継に熱狂して(もー喰いもんの味なんてわかんねーよ)みたいな状況ではなかったのが幸いだったのか比較的淡々としたココロ持ちでそのお味を楽しむことが出来たのよ。
ブラジルのニク料理といえばシュラスコが筆頭代表、ボクも何度かそのエキサイティングなグルメを楽しんだ経験がある。ビーフ、ポーク、チキン…多彩なワザとテクニック&スピードのラインナップで波状攻撃してくるのだけれど、ナゼかチキンをグリルしたフランゴはあまり印象に残っていないのだな、なんでだろ〜
まあそんなワケでまるで初対面のようなキモチでこの『ブラジリアンチキン』と対峙するのである。湯切りをしてフタを開けて驚いたのはけっこーな量のチキンが入っていたことである。焼きほぐしのような状態はフリーズドライから熱湯戻しするのに都合がよいからだろうし、麺との絡みにも良好な結果をもたらすのだな。
肝心なお味のほうはナツメグホットペッパーの効いたエスニックなスパイシーさが全面にパ〜ン!と飛び出してきてカナリア軍団の個人技カウンター攻撃あるいはスルドく通った縦パスからのドリブル突破でゴールに肉薄ってな熱い情熱のようなものを感じさせるチューニングだ。相棒はキ〜ンと冷やしたビールしか考えられないね、単独消費はちと辛い。



日清食品グループ
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冷酒ってわけじゃないんだけど、なかなかいい感じだよね