（223）東京神田・トプカ『インドムルギカリー』

このお店に行ったわけではないのだけれど哀愁のイナカ町にあるスーパーのレトルトカレーコーナーで見かけて（なんだかヨサゲ〜）みたいにピンと来たのだよ。ムルギってヒンディー語で鶏のこと、銀座にあるナイルレストランの看板メニューでもあるしココはいっちょテを打たなければね…てなところなのだ。

その前にちょっとカンケーない気味だけどメロンのお話を。普段はめったにメロンなんて買うこともないからイタダキものなんてやつで不意に手元に来たりするとやたらに嬉しいものである。てかメロンってイタダキもの比率90％くらいじゃないですか…違う？そーですか、いえウチはボンビなもんですみませんね。
それでこのメロン、やっぱりイタダキものなんですよ…神戸の友人からのね。いや〜びっくりしましたよ、クロネコピンポンで玄関に出てみれば大きな段ボール箱に『らいでんメロン』の印刷がしてあるのね、もう開封する前からニヤニヤしちまってさ。ちょっと有名なんですな、北海道岩内町産のこのメロン。まあ横綱は“夕張メロン”なんだけどコッチもけっしてヒケをとらない高品質、いちど食べてみたかったんだ。しかも「らいでんレッドティアラ」という赤肉種と「らいでんクラウン」なる青肉種が同時にやってきたんだからもう舞い上がってしまうのよ。
静岡も遠州の袋井が高級メロンの産地として有名だけど関東全般なら茨城の鉾田が強いかな、そこの土産で『メロンカレー』なんて珍品も食べたしね…

そこでボクもこのメロンをカレーに入れて…ってウソですよ、まさかそんなことするわけないじゃありませんか。まあフォトは押さえてありませんけどね、実家の母君に半分ほどおすそ分けしたアトに“生ハムメロン”とか“メロンonソフトクリーム”なんてちょ〜ゼイタクな食べ方で楽しんだのよ、あぁ美味かったな。それでも大玉だとまだまだヨユーがあって、ごくフツーにカットしてシンプルに食べる量があるってこと。つまりタイミングよくカレーランチのあとのデザートに据えることが出来たわけなのね、あ〜都合良すぎたかな。
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トプカさんは東京神田にあるカレー専門店らしいんだけど、面白いのは“欧風カリー”と“印度風カリー”の二本立てでどちらもテマヒマを惜しまずにきっちり手造りしているというのがウリなのだそうだ。世の中にはいろいろなヒトがいるので「オレはカレーっつったらバターたっぷりコレステロールどっぷりニクニクでっぷりのコクのあるやつで、いかにもザ洋食ってのじゃないと満足しねーんだよ」といったヒトもいれば「アタシはインドやバングラディッシュのナチュラル系じゃないとダメ！ベジタリアンじゃあないけどやっぱりスローなフードってのがトレンドでしょ、あなたまだそんな反社会テキな食事してるの？」なんてトンガった主張をするヒトもいるのだな。もしカップルでフツーのカレーレストランに行こうという話になったときにこんなふうに決別した嗜好の二人だったらケンカになってしまうところを、このトプカさんならご安心を…てな具合か。

ところでトプカってどーゆー意味なんでしょ…なんだかアイヌ語っぽいけど…と思ってお店のホームページを見たら「トップ・クオリティー・オブ・カリー」の略だと説明してあった。なるほど、お店のポリシイをそのまま略して店名にしてしまったってわけか。
確かに食してみればそうした信念とか情熱が反映されたお味を感じ取ることが出来るだろう。ヨケーなものは加えていないナチュラルな旨味と伝統のスパイスが織りなす複雑な香りや辛味が蒸し暑い夏へのレジスタンスとなってカラダにシミ入る。いいねえ、かなり美味いよ。こうなると実際お店に行って作りたてを食べてみたくなってしまうじゃないか、やっぱりインドカリーは作りたてのスパイス感パ〜ン！みたいな溌溂とした香りがイノチだからね。しかしこれだけ美味しいともうひとつの翼を担う“欧風カリー”のほうもお試ししてみたくなるもんだよな。たしか件のスーパーではコレに並んで売っていたような…

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お店の『ムルギカリー』を紹介している動画がありました。

◆トプカ
http://www.topca.co.jp/
東京都千代田区神田須田町1-11
TEL=03-3255-0707 FAX=03-3255-0707
ACT=11:00-15:30 / 17:30-22:30 (土・日・祝は11:30〜18:00) 年中無休
ヨルは居酒屋に変身するそうです…「居酒屋トプカ」