ふたつの『和風とんこつラーメン』

朝晩は涼しい風がそよぎすっかり秋本番だ。猛暑が去っても(いつか残暑がぶり返すんじゃないか)とビクビクしていたけれど、もうその心配はしなくてよさそうだ。
そうなると俄然喰いたくなってくるのが温かいラーメン…って真夏の暑いときだって食べていたじゃないか〜なんだけど、まあ秋には秋のラーメンてもんがあるのさ。ん?そんなもん聞いたことがないよって?確かに…

そんなわけでスーパーの生ラーメンコーナーに行っていろいろ迷ったのである。澄んだ鶏ガラだし醤油ラーメンやコッテリ濃厚味噌ラーメンは盛夏の頃食したし、つい先日は旨い塩ラーメンだって喰った。ご無沙汰してるのは白濁トンコツ系だけである。だけど流行りのコテギトはイヤだし…ってときに切り札があるのよね。そうナゴヤ寿がきやさん、ここの『和風とんこつラーメン』ってやつがまたあっさりなのにカツヲだしの奥深いお味で美味いんだよ。
へっへ〜コレコレ!とテに取ったものの、その隣に同じナマエの生ラーメンがあることにふと気が付いた。商品名は一緒だがタイトルの扱いに若干の差異がある。しかし「調理例」みたいなパッケージフォトはまんま同じレイアウトの盛り付けだしアイテムまで同一なのである。いや〜ヤバいっすねぇ、これっていわゆるコピー商品ってやつ?とメーカーを確認すればなんと東洋水産つまりマルちゃんではないか。
いいのかい?天下の一流企業がこんなことしちゃって…というか地方企業のオリジナル商品をパクるなんてけしからん行為なのよね。商道徳に反しても生き残るためにはシカタないって言い訳するのかな。お〜っし、そのお味如何ではArt-Foodsが成敗してくれるわい!と鼻息荒くどちらもカゴに入れたエロおやぢである。
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先ずはオリジナルの商品開発と長年そのお味をキープしてきたことに敬意を表して寿がきやさんからの先攻だ。本当は同時に食して比較したほうが判りやすいんだけど、ラーメン2杯イッキに食べられるほど胃袋はデカくないので日を改めての試食となるのよ。


寿がきや『和風とんこつラーメン』


この比較試食のために煮豚だって作ったし、青ネギも新鮮なものを購入してきた。ポーチドエッグ(温泉タマゴではない)はメンドなので電子レンジ調理だけどお味は一緒なので勘弁してね。
寿がきや『和風とんこつラーメン』はサスガなものでいつ食しても変わらぬお味に満足なのである。お値段は一食当たり約¥150と安い上に“ラーメンこしょう”の小袋が添付されているのがいい。


寿がきや
http://www.sugakiya.co.jp/


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さてモンダイの東洋水産版は翌日のお試し。トッピングもイメージフォト&前日食したものと同一にして評価にブレや色メガネがないようにした。


マルちゃん『和風とんこつらーめん』


麺はいかにもマルちゃん生ラーメンって感じで標準的。スープのお味も酷似しているが、若干ポピュラーな方向に振ってあって万人ウケする工夫が見える。決してマズいものではない…という評価はキビシすぎるかな、どちらかと云えばかなり美味しいラーメンの部類に入る。そしてもっと評価すべき部分は似たようなクオリティーなのにお値段が安いこと。スーパーでの実売価格は廉売カップ麺並みの一食当たり約¥100という設定に大企業の力量を見せつけられるわけだ。
まいったなあ、これじゃあ成敗どころじゃないよ。寿がきやさんの製品のほうがわずかだけれどもお味に深みとコクがあるような気がするのは贔屓目ではないと確信しているが、お値段とのバランスを考えてみると難しい判断を迫られる。
でもねえ、なんだか寿がきやさんが可哀想でさ…


マルちゃん東洋水産株式会社)
http://www.maruchan.co.jp/




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昨日の日没はほんのり赤富士に


5:24PM, September 28. 2014. @Fujinomiya-City






元ルーさん
こんにちは!
涼しいどころか寒いと思うくらいの朝もありますね、いや〜ラクになりました。北海道は紅葉もピークでしょうか…コチラはまだ少し先です、台風でグンと気温が下がって美しくなるのを期待してます。
このところラーメンづいてましてねえ、各地伝統の定番から隠れ名品ラーメンまで。しかもまたまたチャーシュー手作りしちゃったりもしてバカですよね(´▽`*)アハハ