秋のラーメン祭り(7-3)

ハズカシながら飛騨高山には一度も行ったことがない。静岡からだとそう遠い距離でもないから(いつでも行けるさ)とナメてかかっているのでそーゆーことになるのだな。

観光で行った方やシゴトで長期滞在した人に聞けばなかなかにいいところだと云う。そうさ、テレビ番組の紀行モノでだってよくやってるしね、ボクだって少しは知識があるってもんさ。朝市とか温泉、ちょっと走れば白川郷だってあるしね、なんといっても冬はスノー系スポーツのリゾート地ってことくらいは知っている。だけど行ったことがないってのはジツに悲しいことなのよ、話に実感がないというかチカラが弱いのだ。
それに喰い物ね、旨いものがいっぱいあるって聞くけどこいつだって実際に喰ってみなくっちゃあ判らない。山国だからヤサイとかカシワ料理・川魚料理などが中心らしいが、やっぱりねえ宿に泊まって地酒でも飲りながらその山の幸を堪能するってーのが一番に決まってるじゃん。朝めしのオカズは名物の漬物だよな、そうそう漬物だけは哀愁のイナカ町スーパーでも手に入るからときどき購入して楽しんでいるけど、これがまた美味いんだ。
厳しい冬を乗り越えるためのチエが伝統の発酵食品を生み出していて、この地の漬物はゴハンばかりでなく酒の肴としても非常に優秀である。あ〜また食べたい…と思っていたらオクラを使った漬物もあるのよね、そうだボクもそれを作ってみようじゃないか!ってわけで無人販売所にあったオクラを購入してきてあったんだけど、なんだか忙しさにまぎれて作る機会を逸してしまった。う〜む鮮度が落ちないうちにサッサと喰っちまったほうがいいなあ、一番カンタンな調理で済む『刻みオクラのカツヲブシがけ』でいいでしょ。

さてそーゆー土地ですからねカラダが温まる麺類もいろいろある。当然ラーメンってやつも発達するのであって『高山ラーメン』はなかなかに有名だ。そして“ご当地グルメブーム”でそれらが全国販売されるわけであって、お手軽にその恩恵に与れるのは有り難いことなのだな。エロおやぢもデパートの物産展でこーゆーものをゲットしたのではなく、地元スーパーのごくフツーにあるラーメンコーナーで見つけては購入したものなのよ。

鶏ガラ和風だし系のあっさり醤油スープがベース、麺はやや細めのちょい縮れで静岡のトラディショナルに近いスタイルだ。
資料を集めると具材はどうやらあまり凝ったものにはせず、チャーシュー・シナチク・ネギといったシンプルなものが多いらしい。カッテにスペックアップするのもシツレイな話であって、初対面の食文化にはソレナリなリスペクトが必要なのである。シナチクは仕方ないけどチャーシューは自家製してこの『高山ラーメン』を楽しんでみた。
あぁ美味しいじゃないか、何のストレスもなく旨いと思って食すことができるのは地元静岡のラーメンに近いからかな。麺が若干柔らかめのワケは蕎麦やうどんが基礎にあるからでしょ、近年消化能力が落ちつつあるエロおやぢにはこれくらいがちょうどいい。たまに食す“ごちそうラーメン”はがっつ〜んでもいいが、日常テキ食事はこーゆー優しい物がよくなってしまった。


クリック↓↓↓で応援をお願いします






住宅街の一角に白く塗られた板塀があった
ちょっとお洒落なコーディネートがしてあってセンスいいじゃないか


7:57AM, October 08. 2014. @Miho-Orido, Shimizu DCT.






元ルーさん
こんにちは!
北海道の紅葉、早くに始まったのでさぞかし深く濃いものになるのかと思ってましたが…静岡はこれからですがどーなんでしょ。
ニッポン各地のご当地ラーメンの中で一番製造種類が多いのはやっぱり札幌ラーメンでしょうね。でも函館や旭川があるのに釧路がないのが納得ゆきません。先日松坂屋静岡の大北海道展で「弟子屈ラーメン」はありましたけどねえ(´▽`*)アハハ