老舗っていいな…『天とじ蕎麦』@三島屋

ふたつほど用があってルノー静岡に行った。ひとつは例のハイスピードフラッシャー発生問題の究明、そしてもうひとつはメガーヌ君退院のときに見つけたルノー・オフィシャルグッズを取り寄せしてもらってあったのでね。

ただのショルダーバッグに見えるこれ、ジツは“ティッシュケース”なのですな。良質なグローブ皮がトリコロールで構成されフタ部分を持ち上げるとティッシュの先端が顔を出す仕組みになっている。中に入るのはレギュラーサイズのペーパーボックスで、いかにもティッシュ置いてますみたいな無精ったさがないのがいい。
もちろんフツーのショルダーバックとしても使用できるように補強インナーも付属しているからイザというときはナカミを取り出してソトに持ち出せるんだよ、いいだろ〜。ちょっと心配なことはクルマに入れっぱなしだから皮革の褪色なのよね、このヴィヴィッドなカラーがイノチなんだけどなあ。

メガーヌ君の問題はサービスのコーヒーブレイクの間にS工場長が解決してくれた。タマ切れになるとハイスピードフラッシャーとなってそれを知らせてくれるのだけれど、困ったことに発生したりしなかったりの繰り返しで始末が悪い。これはコネクタ部分の接触不良が原因だなと思っていたら案の定そうだった。しかし単なる接触不良ではなく基板端子部に焼けのような痕跡も見えるので今後は経過要観察ってところかな、やれやれ。
オイル交換やパーツ補修など短時間で済む治療の場合、いつもルノー静岡さんではこうしてドリンクをサービスしてくれるのよ、有り難いねえ。そして今回はとっても美味しいマシュマロが添えてあったのだ。こんなに美味しいマシュマロは初めて、ごちそうさまでした。
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さて、お楽しみの昼めしタイムなのである。この日はデパ地下に行く用もあったのでエキパにメガーヌ君を停めテクテク歩いて中心部の繁華街に向かった。ナニを食すかハッキリ決めてあったわけではないけれど、なんとな〜く『カツ丼』喰いて〜ってキモチがどこかに隠れていたかもしれない。


古い掛け時計が今も時を刻み続ける店内


何度もその前を通りかかっているのに気にも留めたことのなかったお蕎麦屋「三島屋」さんの前でピンと来るものがあった。そう、老舗だよ!こーゆーところの『カツ丼』が美味いんだな…入口のサンプルケースを覗きこむと他のメニューもごくフツーというより、どちらかと云えば今どき安い価格設定の部類だろう。

ガラリと引き戸を開けるとやはりな空間があった。小さなお店だけどおなじみさんがこよなく愛するって感じの店内、ボクが着席した隣の席では中年の紳士が独り静かに日本酒を楽しんでいた。いいねえ、蕎麦屋で酒なんてツウじゃん。
お店はけっこーな客入りで子供連れも二組いたが、どちらのお子様もお行儀がとってもよくてホッとした。めし喰う時にコドモの騒ぐ声がするなんて落ち着かないしね。だいたいこーゆーお店に来る客ってのはキチンと育てられたヒトが多いんでしょ、コドモもそーゆー親の背中を見て成長するってもんさね。
注文は『カツ丼』にすると半分決めてはいたのだけれど、すっかり涼しくなった陽気に久々の温かい蕎麦も食べてみたくなった。どーしようか、困った…って、食いたきゃドッチも頼めばいいじゃん!なんて悪魔の囁きも聞こえてくる。どーする?どーする?え〜いっ!たまには悪魔の言うこともきいてみるもんだぜ、『カツ丼』と『天とじ蕎麦』お願いしま〜っす!
『カツ丼』は静岡で一般テキなとんかつを煮てタマゴとじするタイプではなく、ソバツユみたいな割り下でタマゴをやや硬めの半熟状態にしてカツの上に乗せるというスタイルだった。初めて食したがこれがまたアッサリしていて美味しいのである。先日テレビ番組で「カツ丼といえばドッチ?」みたいなソースかつ丼vsカツ丼(玉とじタイプ)をやっていたけれど、こーゆースタイルも選択肢に入れて欲しかったなあ。

浮気した…というより両天秤?みたいな『天とじ蕎麦』だ。サンプルではよく判らなくってかき揚げだとばかり思っていたそのタネは大きな海老天一本勝負なのである。こちらも煮るタマゴとじではなくやや硬半熟タマゴを上のせするレシピで、どうやらこのお店はこの方程式がお決まりのようである。
蕎麦つゆは甘みが控えめでダシの香りが引き立つ。そして感心したのはハデにトッピングはしていないけれど隠し味テキに三つ葉そして柚子皮がフィーチャーされているのを見破ったエロおやぢなのよね。文句なしに美味い!

サスガに二人前分量の料理はハラをキツく膨らませるけれど、な〜に休日なんだからいいさ。散歩がわりにデパ地下をウロつけばそのうちソフトクリームなんぞを喰いたくなるくらいに消化が進行するってもんよ。
だけどやっぱり老舗っていいな。静岡市中心部の商店街からボクがお気に入りの老舗飲食店が二軒も消えてしまったのがショックだっただけに、こうして生き残っているお店を見つけると遮二無二応援したくなるってのが人情ってものだけど、こんな駄文のブログだけじゃ効果が薄いよね。この記事をご覧になった方でこのお店に行ったことのない方、ぜひ足を運んでその伝統の味を体感してくださいな。きっとあなたの人生に美しい思い出を添えてくれると思いますよ。



そば・丼物 三島屋
静岡県静岡市葵区呉服町2-4-5(玄南通り)
TEL=054-252-0091



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元ルーさん
こんにちは!
いや〜その「球切れ検出回路」ってやつがクセ者でしてね、実はシグナルランプを全てLEDに切り替え交換しようと思ったんですけどね、S工場長によると抵抗値が違うために検出回路が誤作動してハイスピードフラッシャーになってしまうらしいんですよ/(=_=)\
対策は全ての回路に補正基板の挿入…って予算オーバーじゃんねえ。あきらめました〜 (´▽`*)アハハ