二兎を追う者は二兎を得る『めんたい松前漬』

知人が九州への新婚旅行のお土産としてこんなものを持ってきてくれた。今どき新婚旅行に九州ってことの是非は別にしてやはりその土地ならではの名産品は嬉しいものだ。

しかし受け取った包を開いてちょっとフクザツな気持ちになった。松前漬に明太子かよ…なのである。いくら博多の名産だからと言ったって、そしていくら明太子が専業のメーカー製品だからと諭されても(ちょっとヨクバリが過ぎないかい?)てな感情を抑えこむのは難しかったのよ。だってねぇどっちも魚卵だしさ、ケンカしないの?と思うのが常人でしょ。
ムカシから「二斗を飲むもの、一斗を追加する」違うな〜「二兎を追う者、一兎を得ず」って言うじゃないか、欲望にもホドがあるってもんで「絶対にこいつはドッチつかずの中途ハンパな味で、変わりモノ好きな観光客目当てのマユツバ商品に違いない!」と鼻息荒く開封してはそのお味にイチャモンつけてやろーぜ!てなエロおやぢなのであった。

いちおー魚介系珍味なのでちょいと冷やした日本酒なんぞを準備しては神経を研ぎ澄まし、そのバケの皮をはがしてやろうじゃないか…と普及版日本酒でクチを洗う。
どれどれ…とその松前漬部分を箸にひとつまみ、あんぐりとクチに含めばぷちぷちねっとりとお約束の美味しさなんだけれど(ん?なんだかやたらに旨いじゃん、辛いけど)なのである。まだ本命というかダブルメインの片方である明太子には触れてはいないけれど、その旨みや香りが松前漬にみょ〜に馴染んでいるではないか。俄には信じられず同様にもうひとクチ、いやいやハラが減っていたからとか舌のマヒなんかじゃなくってホントにこいつは美味いみたいだぜ。
三クチ目は件の明太子も含めたセッティングにしてクチに運ぶ。美味い!富士宮弁で云えば「うみゃ〜」ナゴヤななら「どえりゃ〜ことになったであかんがや」と石ちゃんの「まいう〜」よりアッパークラスの賛辞が飛び出すのは禁じ得ないのよ、いや〜高3でやんす…イミわかんねーな、降参だろ。
いったい誰がこんな反則ワザを考えついたのだろう、メからウロコというかコロンブスのタマゴというかドコにでもある食品の組み合わせを勇気を以ってジッコーし二兎を得た開発チームの努力を讃えたい。
開封した初日はイッキに半分近く喰ってしまった。酒もソレナリに消費したので翌朝はハーフ・グロッキー、朝めしのオカズにこいつを楽しもうという計画は脆くも崩れ去ってしまったけれど、その翌日は(やっぱゴハンだよね〜)なる単純な食欲を叶えることができたし、シツコいけどかな〜り美味い。新婚さんにカンパイ!


九州丸一食品株式会社
http://www.k-maruichi.co.jp/


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その日の朝、通勤途中で珍しいクルマが走っていた
トヨタセリカ2000GTVリフトバック… 今で言うハッチバックなんだけどね、当時はこーゆー名称で売れに売れたカッコいいスポーツカー仕立てのクルマだった
ちょっとロータスっぽさもあるけれど、現在の同社が完璧に放棄しているオリジナリティーを感ずる優秀なデザイン
コンパクトな(当時は大きく感じたけれど)ボディーにDOHCの2リッター、ハチロクなんてロクでもないモドキを作るよりこーゆークルマを復刻発売せんかい!と吠えるエロおやぢである



7:14AM, October 27. 2014. @Fuji-City






ムー吉殿
こんにちは!
バックが好きだったなんて…ずいぶんマセた小学生だったんですねぇ(´▽`*)アハハ
たまに本物のAE86を見かけますが、コンパクトで軽量かつグラスエリアも広くていい感じです。あの感覚をどうして踏襲できないのかとフシギに思いますね、現在のトヨタ車は性能云々じゃなくってデザインだけで購買意欲ゼロさ(´Å`)



元ルーさん
こんにちは!
ボクはダルマよりG&G派ですね…あっ、そっちのハナシじゃない?(´▽`*)アハハ
旧型プロボックスはいちど丸一日運転したことがありましたけど「これが商用車?」ってくらい完成度が高かったな。直線基調のシンプルな外観も○d(°-^*)⌒☆ 新型になってお得意のカイゼンが施されているようですが、フェイスがクドくなりましたね(´・∀・`)