続・秋のラーメン祭り(8-2)

  • カップ麺をナメんなよ 『岐阜スタミナ味噌ラーメン』

ラーメンを食す上で忘れてならないのがインスタントラーメン、その中でもカップ麺の流通量がスゴい。革命の新発売からたった18年で袋麺を追い越し2010年には34億7000万食!即席麺全体に占めるシェアも65.4%とインスタント食品界の圧倒テキ横綱なのである。
昔はソレナリなお味だったけれど、近年のそれは生麺を彷彿とさせる高級タイプまで登場し決してナメてはならない存在になっている。ご承知の通りエロおやぢはカップ麺もそこそこ喜んで食すテキトー野郎なのであって本格グルメではない。けれども「ウ〜ム…」と唸ってしまう美味しさのやつにも時折遭遇して、なんだかハッピーなキブンになることもあるのよね。

ある日哀愁のイナカ町いつものダサダサスーパーで山積み廉売されていたカップ麺をテにとった。ほっほぉ〜『岐阜スタミナ味噌ラーメン』かい…1コ¥80なんてコレで美味けりゃかな〜りお得じゃないのよ、こいつはいっちょ試してみないとねえ…てな具合でカゴに入れるのだな。

ネタは岐阜で有名なベトコンラーメンらしく、本当に『岐阜スタミナ味噌ラーメン』なるものが存在するのかは知らないけれど、まあナゴヤ寿がきやさんが“全国麺めぐり”の一環として研究開発して販売するものなんだからそうハズレはないでしょ…ってことですね。
スープは鶏ガラ&豚骨ベースに香味野菜+濃い目の味噌ダレ、さらにニンニクと唐辛子を加えたスタミナ系辛味噌スープ。そんなに激辛ではないけれどけっこー存在感のあるニンニク風味がたまらない。美味いぜ!
そして“ノンフライめん”という技術でしなやかさとコシを両立させている手腕がお見事。具に揚げニンニクスライスと輪切り唐辛子・ニラ・肉そぼろ・モヤシといったラインナップでカンペキな布陣だ。肉体労働者の昼めしには申し分のないスタミナ感が傑作。

寿がきや食品株式会社
http://www.sugakiya.co.jp/




コチラはコンビニで購入した新製品。“棒ラーメン”で有名な「味のマルタイ」さんの製品で価格は¥268。スーパーで売っている生ラーメンなら二人前パックをヨユーで購入できる高級カップ麺である。
いつもはこんなにお財布ストレスなインスタント麺は買わないはずなんだけどナゼか勢い余ってカゴに入れてしまったバカおやぢである。まいっか…こいつもスタミナつきそうだしさ、シゴトの昼めしにでも喰ってみるかと言い訳をするのよ。
しかし“とんこつラーメン”の発祥の地が福岡の久留米だったなんて知らなかったよな、へえ〜。やっぱり九州の北端だからね大陸や半島の文化が伝播して来易いのかな。そしていちどそのお味を博多の中洲って繁華街で楽しんでみたいものだとずっと想い続けているのだけれど、なんだか期待薄だよな…なんてグチは置いておいて、まあこーゆー製品でそのエッセンスをいただいてみようじゃないの。

湯を注ぎ90秒、細ストレート麺だからソウメンを茹でるときくらいの短時間で出来上がるのはカップ麺界の最速盗塁王でしょ。さてそのお味は…とヨダレをジュッと啜りながらフタをはがすとそのウラ面にはお店の由来やウンチクが印刷されていた。屋台がそのスタートってのはよくあるハナシなんだけど、昭和27年からずっと営業を続けられているのはなかなか大したものだし、ジモティソウルフードに近いものなんでしょうな。福岡の製麺メーカーさんがそんなグルメを放っておくわけないじゃん。

そんなに“とんこつラーメン”は回数をこなしていないけれど、以前に首都圏のお店で食したそれをちょっと思い出させるお味だ。
フリーズドライとはいえたっぷり入った青ネギがリアルだし、カリカリチップがその文化圏へググッと背中を押してくるようだ。ちょっと残念なのは“とんこつスープ”の中でもこいつはかなり個性的な部類で白濁したアッサリ系を想像していたボクには意外な展開、やはりヨソ者にはハードルの高い世界なのか。ただ近年のコテギト系とんこつラーメンに慣れている世代であれば感想も変わってくるだろう。四捨五入すれば還暦に近くなってしまっている静岡県人にとってはお高い授業料を払った食事なのである。

株式会社マルタイ
http://www.marutai.co.jp/




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昨日朝、出勤前の富士山
傘雲ねえ… やっぱり夕方にはポツリポツリと来ましたよ
富士山天気予報ってけっこー正確なんだよね



6:45AM, November 06. 2014. @Fujinomiya-City