チバの九十九里からやってきた『いわし丸干』

よく調べると毎日が“〇〇の日”なんて具合にゴロ合わせやコジつけ中心の記念日となっている。中には歴史文化遺産テキに重要な記念日もあるけれど、たいていは(そりゃ商売がらみのアナウンスだろ…)てな日がほとんどだ。
ところが本日の朝刊に掲載されていた味の素KKの広告は“11月24日→いい日本食→和食の日”という「△△とかけて××と解く…そのココロは」みたいなスタイルの記念日広告だが、ボクはその美しさに心惹かれた。


2015年11月24日付読売新聞朝刊広告より

和食を“和色”という新しいコトバで発想するコンセプトとそのヴィジュアル・クリエイションに感心し、色彩を表現する日本語の多様さと美しい響きに驚き、最後はテメーの不勉強を思い知らされるのである。あぁいい広告だなあ、もう少し若かったらボクも勉強して…と過去の貯金(Moneyのことではなく脳ミソの引き出しとそのナカミ)だけで暮らしているエロおやぢは悔やみきれないのだよ。


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さて脂系ニクっぽいものばかり続いていたので和食系のサッパリしたものが喰いたいと思っていたところに、おチバに住んでいる心優しき知人からご実家から届いたという“瀬戸内のちりめんじゃこ”をおすそ分け頂いた。もちろんそれはとっておきの美味しさで非常に有り難いのではあるが、同梱されていたナマ物がまたスゴくて驚きヨロコビ有頂天のエロおやぢなのである。

ご本人は「荷のスキ間埋めに…」と謙遜しておられたが、な〜に大層な品ではないか。元来それほど高価な品ではないと云うことは解っている。ましてや殿様や貴族が食すものでもないと云うことも知っているし、ハッキリ言って庶民の…しかもアンダークラスのオカズなのである。
しかしこれほど美味いものはないのだよ、マイワシの半生干しはさ。ムカシは稲ワラをザザッとをエラからクチに刺し通して縛り天日干ししたものだけど、今は食品衛生法やらナニやらでウルサいらしく清潔な竹串が用いられているが、その美味しさはムカシから変わらないのよね。ニッポンの古典文学名著である源氏物語の著者・紫式部の好物としても有名で、イワシを焼く時の煙とニオイは夫である高級役人の藤原宜孝の怒りを誘い夫婦喧嘩もしばしば…とはイワシのウンチクにもってこいの話である。
そんな『いわし丸干』を晩酌の肴にした。美味い!まるごとバックリ咥えればワタの優しい苦味と身肉の脂、そして海の滋味が芳ばしい香りとともにクチに拡がる。栄養はもちろん豊かな旨味はちょっとホカには考えつかないくらい。なんだか健康にもよさそうだしね。
ところでこの『いわし丸干』の色は“深川鼠”?


RICOH  XR RIKENON 2/50  @SONY α7





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庭に植えてある萬両の実が色づき始めた
お正月ごろには真っ赤になって雪景色に映えるんだけど
う〜ん、降らないだろうなあ…



Nikon  Micro-NIKKOR 4/105  @SONY α7






金沢のお殿さま
おはようございます!
貴殿もご覧になりましたか、ちょっと感心しましたよね〜このセンス。
こーゆーシゴトを体系的にこなしたいと思ってはいるのですが、なにせ根がいーかげんなエロおやぢでしてねぇ、一生ムリかも (´▽`*)アハハ



元ルーさん
おはようございます!
とうとうシーズン到来ですね、天気予報の映像で白くなった札幌大通り公園を見て思いましたよ。また雪かきの労働に悩まされる日々が…あっ言わないほうが良かった? (´▽`*)アハハ
先日御殿場のホームセンターで除雪用品が売られているのを見て昨年のドカ雪を思い出しました。