スゴいおやぢは豚バラ肉の『角煮』を喰う

毎朝六時に家を出る。そんなに早く出発しなくてもシゴト開始には間に合うんだけど、通常の通勤時間帯だと渋滞の中でアセリを感じながらの毎日…ってのもヤな話なのでヨユーをもって行動するのよ、どうだエラいだろ〜。

よくしたもので春の気配は日の出の時刻にも感じられるのであって、冬の間は真っ暗な道をヘッドライトを点灯させて向かったものだけど、このところはかなり明るいものなのであってその必要はない。しかもキャプチャー君には流行のデイライトLEDが装備されているので対向車や歩行者にはちょっとしたセーフティーキャッチになっているだろうことも安心できる材料なのよね。
そんなある日前方を「Sugoilady」と書いてある箱トラックが走っていた。(なにい、スゴいレディーだって?)といったいナニモノなのかと訝りつつ信号でヨコにつけば、それはSugarladyの読み間違いなのであって(なんだい、いつものアレかい…)と落胆とセルフ嘲笑が入り混じったキモチになったのよ。
そんなエロおやぢはたまに食したくなる豚バラ肉の『角煮』ってものを作るのだ。早トチリでよく見間違い聞き違いは多くなったけれど、長年培ってきた料理のウデ前だけは衰えるどころかますますミガキがかかって失敗がないのは当たり前、サイテーでも街のレストランや料理屋さん並みのお味は確保しているのでは…と自負してるんだけどね。まあ実際はどんなもんなんでしょう、もしかしたら「ボクはスゴいおやぢだ」と周囲に言いふらしているだけのバカ者かも知れない。


Nippon Kogaku  NIKKOR-S Auto 1.4/50  @ SONY α7

今回は煮汁にトロ味など付加せず、そのまんまストレートかつシンプルな『角煮』にしてみた。添えるのは白髪ネギとカラシのみ、大変潔くまたお味も飾りっ気がなくて好感がもてる内容である。
最初のうちは冷えたビールを相棒にしていたけれど、食が進むうちに日本酒が飲みたくなってきた。夜になればまだちょっと肌寒いこの季節、人肌よりもやや温かいヌル燗ってのがいい感じである。
あぁ、しみじみ美味いなあ…。




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花壇にヒヤシンスが咲いたことは先日この駄文日記に記したけれど
その中にピンク色をしたものがひと株だけ咲いている
母上に訊けばイタズラに植えてみたものだと云う
へぇ〜面白いじゃん…



Nippon Kogaku  NIKKOR-S Auto 2/50  @ SONY α7


とうとうNikonのある古いレンズをゲットした。銘板にはNippon Kogakuと旧社名が刻印されている1962年製の光学機器だ。1962年製といえば米国Fender社のStratocasterというエレキギターならマニア垂涎の名器なんだけど、ボクの所有するそれは近年レプリカ製造された…って脱線ですな、元へ…たくさん流通してるNIKKOR-Hの50mmF2は改良型のレンズ構成で普及型とはいえ非常に優秀な性能を持っているのに対し、こいつはまだ発展途上の製品であってレンズのエレメントが7枚という異端児なのよ。


Nippon Kogaku  NIKKOR-S Auto 2/50  @ SONY α7

正式名称は「NIKKOR-S Auto 1:2 f=5cm」というものである。流通量が少ないのでお値段は改良型に比べ確かに高価だ。しかし改良後の外観はほとんど変化がなく、違いは銘板のSとHの違いくらいなのね。そのことに気づかない業者や個人もいるようなのであって、まれにそうしたヒトがオークション出品したりするとタイトルがフツーの50mmF2と一緒になっているので格安なスタート価格、閲覧側は珍しくもない後期型と思うのか競合も現れずにそのまま落札…てなこともあるのよ。ボクはそうした幸運に恵まれたことが何度もあって、ジツは今回もソレだったのね。外観は多少のヤレはあるものの肝心の光学系はノープロブレム、各種機能も正常ってモノが¥3000ですよ!いや〜ラッキーですな。
さてそんな珍レンズで豚バラ肉の角煮を撮影しようと思っていたのだけれど、寒いルームからリビングに持ってきたのでレンズ表面には結露がイッキに生じ使い物にならないではないか、慌てて(待ってたら角煮が冷めちゃうじゃん)50mmのモノコートF1.4に付け替えて撮影続行なのだな、残念。
仕方がないので庭の花を撮影してみたのだけれど、まあビックリなんてもんじゃありませんねえ、絞り解放時の周辺画像の乱れっぷりはハンパない。いや〜んセンセイったらぁダメですぅ、あっ、あっ、はあ〜ん…と熱い吐息が…って違う!いけませんよそんな脱線は、元へ。とてもニッコールとは思えないキョーレツなクセ、いや〜めっちゃ面白いレンズじゃありませんか。もちろんちょっと絞ればフツーにマジメな画像を結ぶんですけどね。(因みに本レンズの作例として昨日3/25の日記に掲載している寿司がF2.8、ナガラミはF4.0で。本日分はヒヤシンスがF2.8、鉢植えはF2.0解放で撮影したもの)
撮影にはまだまだ研究の余地があるこの玉、ニッコールとしての歴史的な側面にも興味深い部分があるし、とにかくコダワリの一本かもしれないな。