愛鷹山麓『麦豚ロースのステーキ』

昨日は県東部のホームセンターへ行った帰路に『桜海老かき揚』を食したという駄文日記を書いたけれど、クルマで一時間もかかるそんな遠い場所まで出かけたのにはもう一つ理由があって、それは以前にちょ〜美味しい自家製ソーセージを購入した麦豚工房「ISHIZUKA」さんにもう一度行きたかった…ってのもあるのよ。

前回申し述べたことに「精肉やレバーペストも食べてみたい」というのがあって、幸運にもそれは今回全てジッコー出来たのだ。もちろん今まで食したヴァイスヴルストの中で一番美味いと思えたそれやハム類のいくつかは購入したけれど、やはり何と言っても愛鷹山麓で育てた「麦豚」ロース肉は素晴らしいものであった。
お店で見た瞬間、何の確証があるわけでもないけれど、こいつは美味いよ!というメッセージが伝わってきた。我が国の近年の養豚技術は目覚ましい発展を遂げていてひと昔前の豚肉とは雲泥の差がある品質を誇っているが、それでもこの「麦豚」はそのまた上の品質ステージまで上り詰めているのだな、本当に素晴らしい。
さて、どうやってこんな素晴らしい肉を調理するか…それがモンダイなのだ。このところお気に入りのトンテキは濃くて個性の強いソースでいただくのでとてもゴハンやビールに合うけれど、それと引き換えに豚肉の持つ繊細な風味はどうしても失われがちになるのでパス。


OLYMPUS  FTL F.ZUIKO AUTO-S 1.8/50(M42)  @ SONY α7

好物の「とんカツ」はいい料理だけどお家でベストな状態に調理するのはかなり難しい、さりとて「豚ロースの炭焼きグリル」なんてめちゃ美味いに決まってるけど準備がかなりメンドだしなあ…ってわけでシンプルに塩コショウだけのステーキにして食すのが一等賞じゃないかと判断した。
なんだよ〜結局ラクな方向かい、とお叱りを受けるかも知れませんがね、ホントに美味しく食べるためなんだから仕方ありませんよ。

ただ“ステーキ”とは言えちょっと工夫もしたんですな。塩コショウをしたらユニバッター(水分を含んでもサラサラしている特殊加工小麦粉の商品名)を全体にまぶし、フライパンに熱したバターオイルで焼色をつける。そして予熱したオーブンに入れて待つこと数分。カリッとしていながらこんなに色よくソフトなステーキが出来上がりましたよ。

先ずは何もつけずにそのままひとクチ。美味いっ!
もうコトバにならない美味しさがある。甘い。柔らかい。脂にキレがある。旨味が強く凝縮されている。いい香り…と称賛の嵐さ。そしてその脂肪分はまるで牛肉のようにトロトロでフツーにある豚肉とは一線を画しているのよね。きっと脂の融点が低いのでしょうな、高品質なニクの証でもあるのですよ。
続いてイタズラに作ってみた“ガーリック醤油”ね、こいつをタラ〜リしてみるのだ。おおっ!これもまた一興じゃありませんか、なんとなく和のテイストでありながら麦豚の脂肪分に馴染んで至福の旨味を倍増させている。
困ったことです、こんなに美味しい豚肉を知ってしまうと、世の中に数多あるハンパな豚肉では「なんだか不幸なキブンね」みたいなことになってしまわないのか。ボクの残りの人生は嘆きの月日になってしまうのではないか。ヒトが食べてる豚肉を上から目線でハナで笑いヒンシュクを買うようなオトコになってしまわないのか。そんな不安を増幅させかねない高級豚肉なのである。
でも本当に旨かったなあ、まあ先のことを考えるのはもうヤメてさ、また買いに行って楽しい人生を送ろうではないか。




麦豚工房 ISHIZUKA
http://www.47club.jp/18M-000102xey
静岡県沼津市岡一色145-1
TEL=055-943-6456
ACT=10:00-18:00 月曜定休


クリック↓↓↓で応援をお願いします






以前の鉢植えはかなりお疲れ模様だったので
いろいろと集めて寄せ植えにしてみました
ってボクじゃありませんよ、母上です母上



OLYMPUS  FTL F.ZUIKO AUTO-S 1.8/50(M42)  @ SONY α7