お待ちかねは秋の『松茸弁当』

からしとしと冷たい雨でシゴトはほとんどヤル気のないまま出勤したけれどその雨量も増加して続行は不可、案の定午前中で切り上げとなった。
なんかそんな気がしていたのでテをかけた弁当を持参するのはやめ、カップ麺とムスビをひとつクルマに控えさせていたのよね。いひ〜ザマミロじゃん、予想通りの展開にちょっとウキウキして帰宅の途についた。

しかしよく考えてみれば帰宅してカップ麺を喰うってのもなんだか情けないハナシなのであって、まあたまには美味い昼めしってやつを喰いたいじゃないか。
そういえば昨年の今頃も県内東部の現場で運のいいシゴトに恵まれて午前中の早い時刻に切り上げ地元ローカル弁当チェーンの『松茸弁当』を購入して帰った記憶がある。そうだよ、そうそう!今年もそのテで行こうじゃないか!と、ちょっとだけ寄り道して件の弁当屋さんに向かった。
おぉ〜やっぱりスタンバイしてありますな、“秋の特製『松茸弁当』”がさ。しかし昨年と違うのはちょっとゴーカな二段重になっていること。お値段も¥860から¥980に負担増となってしまってはいるが、どう見ても120円アップでは済まないお値打ち弁当のようだ。
雨にやられてイカレちまったのはキヨシローのポンコツクルマだけど、エロおやぢも冷たい雨に打ちひしがれてもうへろへろなのよね、急ぎ帰宅して熱いお茶と温かい椀を傍らに『松茸弁当』をわくわくしながらオープンするのだ。


Ernst Leitz  Elmar 3.5/50  @ SONY α7

お待ちかね、Open the BENTO。ウ〜ム、スゴいじゃありませんか!鶏飯ベースのごはんには松茸と栗、高級魚である金目鯛の照り焼き、合鴨ロースのスモーク…とハイグレード食材のオンパレードである。そして楓の紅葉を模した練り製品をあしらったゴマ豆腐・三種キノコのバターソテー青柚子添え・大根タケノコ椎茸コンニャクの浅炊き・厚焼きタマゴ・三食ダンゴ・昆布巻・サツマイモの飴煮…、素晴らしいですねえ。お味も一級品で満足です。
しかしニッポンの行楽文化のお弁当って世界中探しても類を見ないものですね、これひとつで前菜からダブルメインを経てデザートまで完結している。今や欧米でも大人気の盆栽にも通ずる自然観・世界観が盛り込まれた超フルコース、ロンドン・パリ・ニューヨークのビジネスマンがBENTOにハマって大流行しているというのも解る気がする。




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美味い昼めしを喰ってキブンも落ち着いた
庭に出ると雨はやや小降りになっていたけれど
相変わらずクラ〜い空の下で
鉢植えが雨が止むのを静かに待っているようだった



Ernst Leitz  Elmar 3.5/50  @ SONY α7