一富士二鷹三なすびのおせち

今回のお正月はちょっと今までにない準備をしてみた。そう、例年は自家製して賄っていた“お節料理”ね、こいつを買って済ませちゃおう…ってことなのよ。

年末はおろか数か月前の秋にもなればそのお節の予約広告が様々な媒体を賑わせていて、これまでそういったものに興味がなかったのであっさりスルーしていたんだけど、今年はなんだか色気を出してしまいましてね。
決定的だったのは何度か食事に行っている静岡のなすびグループからのメルマガが届き、その中にオリジナルおせち予約開始の知らせがあったことなのだ。いや〜コレっていいんでないかい?なすびグループのお店はどこで食事をしても抜群に美味しいし、料理長のウデも確かだから間違いなさそう…ってことでエイヤとカッテに決めてしまった。
店舗受け取りも出来るけれど、年末はどーゆー予定になるのか直前まで判らなかったので無難な宅配を指定しておいたのよ。到着は大晦日、宅配便の元気なニイちゃんがピンポ〜ンと届けてくれて、ちょっとワクワクしながらそのナカミを確認してみた。

いや〜ん、スゴいじゃないのよっ!お値段はソレナリだけれども、とにかくそのゴーカさにノックアウトされる。高級食材のオンパレードってのはよくあることだけれども、やっぱり総料理長・早川亮介氏による料理は素晴らしいじゃないか。
伝統的な献立を中心に組み立ててあり、どちらかと云えば渋い系に属するのではなかろうか。やたらに華美な方向でハッタリかましたお重とはその質の違いと気配りが効いていることに於いて全く別物と言ってよい。
元旦の朝食に欠かせない雑煮椀は自家製しなければならないけれど、こうしてオールインワンなパッケージがあればアトはお気楽なものである。そして朝からお神酒なんぞをいただけるのもお正月ならではの習慣なのであって、まあ飲み過ぎに注意しながらそその重箱の端から順番に楽しみを展開してゆくのよね。


MINOLTA  M-ROKKOR 2/40  @ SONY α7

今年も一年間病気や怪我なく過ごせますように…と念じながらいただくお節料理、なんともゼイタクなものですな。いや〜ドレ喰っても美味いったらありゃしない。

そして「一富士、二鷹、三茄子」とは昔から初夢に見ると縁起が良いと言われていることだとみなさんご存知ですよね、その三番目が茄子って云う理由を知りたいんだけど、まあソレは置いておき、件のなすびグループではそれに掛けて『一富士二鷹三なすびのおせち』と謳っているわけなのよ。

でも今回のお取り寄せ品に入っていたパンフレットで知ったのは“おせち”の由来ってのが「お節供(おせくち)」なのだということね。
年の初めにその年の豊作を祈願する料理だったり、武家の祝い膳に倣ったものや、庶民が新年を祝うために大切にしてきた料理など、そうした様々なものがミックスされて出来上がったのが近代の所謂「お節料理」なのだそうだ。
しかしこうして素晴らしいお料理の数々をいただくことによって今年の運勢がアップするなら安いものである。美味い美味いと食べ進むうちにお神酒はすっかりカラになってしまい結局はビールまで飲っちまったけどね、まあ年に一度のことなんですからソレもお許しいただけるってもんですよね。
う〜む、2018年はこうしてスタートを切ったのである、がんばりますよ。




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散りゆく椿
昔はただ汚らしいだけに感じたものだったけど
今ではその儚い風情もいいなぁと思えるようになった
ご近所さんの庭先なんですけどね



Konishiroku  Hexar 3.5/50  @ SONY α7