焼かなくても美味い『金目鯛の干物』

優秀なお笑い芸人は芸をしなくても面白くて笑えるのよ…いや、舞台の中央に立つ前から芸をしてるのでしょうけどね。例えばキンちゃんとジローさんのコンビで一世を風靡したコント55号ね「いや〜どーもどーも」と登場する姿だけで可笑しさがこみあげてきた。
他にもその人がそこにいるだけでな〜んか笑えるよね、って芸人がたくさんいた。ボクが変化したのか、それとも時代の感覚が変わってしまったのかは知る由もないけれど、とにかく近年の若いお笑い芸人にそーゆー風情を漂わせる人は少ない。
そしてムカシの芸人さんはお亡くなりになるまで笑わせてくれた。人生がエンターティメントそのものだったんじゃないかな。ところが以前はけっこー人気のあったらしいM人志ってヒトね、近年はエラくなっちゃったらしくて若い芸人さんたちの上に立つ立場にいるようでしてね、あまりお笑いそのものの芸を見ませんな。そしてバイトするならタウンワークってCMに出演してるんだけど、全く全く全く面白くない。笑えない。寒い。不快。コレって面白いの?ご本人はシナリオや演出に参加してるの?ひどいよねえ、信じられない…こんな雑で意味のないCMがこの国で放送されているなんて。そういえば白いイヌが登場する携帯電話会社のCMも全く面白くないし、そのコンセプトを見出すのが難しい。ピンクのベストにピカピカ黒髪のカスガってオトコねえ、あいつも背がデカいだけで全く笑えない。ウドの大木。大根どころじゃなくそれ以下。ドコがいいんだい、あのオトコの…あら〜、暴走しちゃいましたねえ、脱線です…本題に戻りましょう。
実際には焼かないと喰えないんだけど『金目鯛の干物』ってのは焼かなくても美味い(ような気がする)。店頭に並んでいるだけでヨダレが出てきて「今夜はこいつで日本酒を…」とか「相棒はお漬物とアレにしてさ…」などと妄想をかきたてる存在感は優秀な芸人と同じではないか。


Asahi Opt.  Super-Takumar 1.4/50 (8-Elements)  @ SONY α7

近海の深場で漁獲されるので静岡なら伊豆半島、首都圏では千葉の外房のものが有名。アメリカで漁獲されて日本国内で加工販売される量も多くなってきた。それでもサカナとしてはやや高級な部類かな、生でも煮ても焼いても美味しいし、特に姿煮なんぞは見た目もリッパで美しいので人気があるのよね。
煮ても焼いても喰えない芸人のハナシを前述したけれど、中には別の分野でその才能を開花させている若者もいるわけなのであって、あながちバカにできない。でもねえ、そんならどーして最初っからその道で勝負しなかったんだい…って中年おやぢは疑問に思うんだけど、そう思うだけでもう感覚が古いのかなぁとも思うのよ。まあこーゆーオトコですからね、もう開き直って残りの人生を歩むしかありませんな。




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玄関ヨコの花壇に春の花が咲きそろう
特に青紫のクロッカスね
毎年ココで花を咲かせてさ
きっと球根が根付いているんだよねえ



Konishiroku  Hexar 3.5/50  @ SONY α7