春一番は『うどの酢味噌あえ』とキビナゴのお刺身

お墓参りと美味しいランチのあとはちょいハイソ系スーパーでのお買い物だ。さすがに品揃えとその質は哀愁のイナカ町スーパーとは一線を画していて、アレもコレもと欲望のままに買い物をしてしまうと大変なことになってしまうので、ある程度の自制と目的を考えた買い物を心がけなければならない。
そんな中でパッと見つけたのは栃木の「うど」だった。そうそう!前日にテレビ番組で見たばかりさ、それも栃木県那須産で有名な「春香うど」と同様にブラインド栽培した栃木県塩谷町の「春一番うど」なのである。

全国でもトップの生産量を誇る栃木県だけあってその品質の高さは折り紙つきだ。春野菜らしい香りと独特の渋みがウリの「うど」だけれども“伏せ込み栽培”された軟白うどはエグミや苦みとアクが抑えられていて生食が可能なのである。
春野菜の中でも特に水分が多くビタミンCやカリウムが豊富な「うど」は寒期にカラダに蓄積した毒を水分と共に排出し、冬からの目覚めと春への導きを促すその苦みが特徴の天然生薬なのね。抗酸化・抗菌作用に長けておりガン予防が期待出来るし、鎮静効果もあって頭痛や眩暈にも…という素晴らしい春野菜なのね。
カラダと精神にドロドロと黒いものが溜まっているエロおやぢにとって、こうしたデトックス効果のある食品は実に有難い。いや〜いいものみつけちゃいましたねえ、今夜はスタンダードな酢味噌あえでいただきましょう。


Nikon  NIKKOR-S・C Auto 1.4/50  @ SONY α7

そして春と云えば貝、ホタテ貝とホッキ貝そしてトリ貝の三点セットがちゃんと用意されているところが一流のスーパーの証、まるでデパ地下みたいじゃないか。そしてもうひとつ春が旬の魚に「キビナゴ」があるんだけれど、こいつがちゃんとスタンバイされていた。静岡では西伊豆で漁獲され専門の寿司店さんもあるくらいだからね、やっぱり地元食材は人気があるのかな。

淡白でありながら非常に強い旨味を持っている「キビナゴ」は主に西日本、特に九州の鹿児島ではなくてはならない存在らしいね。そんな名産品を生で食べられる限界が静岡の駿河湾ってずいぶんラッキーなことだと思う。
カルシウムが豊富なことはもちろんだけれども、鉄分を多く含むのは他の魚類にない特徴ですな。
見た目のシルバー&ブルーブラックのラインがクールな印象で酒の肴テキ感覚でとらえられがちだけど、天ぷらやちりめん干しなどで食せば女性やコドモにも薦めたい成分がたっぷり、ぜひ食していただきたいお魚ですよね。あぁジツに美味しい。ただねぇ一緒に購入してきた貝類や北海道産のタコがすっかり霞んでしまったではないか。どれもめっちゃ美味しかったのでね、なんかちょっともったいないというかゼイタクしちゃったみたい。
スターターはセブンイレブン二万店達成記念特別デザインのキリン一番搾りにしたけれど、やっぱりこーゆー肴には日本酒だよね。静岡のお魚ですから地元のお酒でいただきましたよ、なんかいいキブンで終えることができた彼岸の入りなのでした。




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クリスマスローズは白に赤紫の斑がはいったものもある
こちらは軒先の鉢植えにしてあるので
雨が降ってもオッケーなんだけど
なにしろ急激な冷え込みですからねえ



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