レストラン専売ではなくなった『イカスミのパスタ』

ムカシは『イカスミのパスタ』と云えばイタリアンレストラン(或いはスペイン料理店)で食すものだった。とにかく新鮮なイカが入手出来なければ始まらないし、運よくテにすることが出来たとしてもそのソースの完成まではけっこーなテマヒマがかかるので「メンドっちいからお店へ食べに行こっ!」てなことになってしまうのだな。
ところが近年ではイカスミソースあるいはイカスミペーストが一般市販されるようになり、またパスタメーカーさんやいろいろな食品会社からデキのよい完成型ソースが提供されているのでそれらを使わないテはない。特にパスタ用は種類も多くドレを買うか迷ってしまうくらいだからね、家庭レベルで気軽に楽しめるようになったのよ、もはや『イカスミのパスタ』はレストランの専売ではないのだ。
ボクも先日スーパーのシマで山積み廉売されている某大手メーカーブランドのビン詰めイカスミソースを見つけ「春はヤリイカが旬だしね、新鮮なものが見つかったらこのソースで…」とお試し買いしておいたのよ。


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イェイ!見つけましたよヤリイカ…思わずピースサインを出したくなる新鮮なやつ…って、こいつはヤリイカじゃなくってジンドウイカ(ヒイカ)ってやつですな。でもいいんです、加熱しても硬くなりにくい上に甘くてぷりぷり、それにお値段がとってもリーズナブル。早速カゴに入れてはパスタの出来上がりを想像してみるのだ。
胴は筒切真っ二つ、可愛いゲソも半分に縦割りにしてガーリックオイルでソテーする。そこに市販のイカスミソースを加えて温めておき、茹であがったスパゲッティーをダダッと入れて軽く煮詰めるように絡めれば出来上がりだ。うふふ、めっちゃカンタンなものですな。
いい風味です。こんなにラクして美味いもんを喰ってバチが当たらないか心配になりますねえ。ただソースの飛び散りには気を配らなければなりませんよ、なにせイカ様の隠遁兵器です、シツコくて簡単には落ちませんからね。




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楓の新芽は突然出現する
いつもこうなんだよね
カレカレと思っていたら
鮮やか過ぎて作りものみたいなグリーンとレッドが翌朝枝先に
いよいよ初夏の準備に入りましたね



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