堕落とプライオリティー

『野菜炒め定食』＠福源

公言していた通りまたまた駿東郡清水町の福源さんに行ってしまった。ただしこの駄文日記では連続しているけれど、間に一日ベツの現場が挟まっていて連チャンではない。
そこはいつものように手弁当持参にしないと不便な場所なのでありましてね、ここ数年夏になるとジッコーする「冷やし茶漬け」をもって切り抜けるわけなのですな。朝の支度もラクチンなのでしてね、井川メンパに白ゴハンを詰めそこに焼いた塩鮭やら漬物をバ〜ンと乗せてお終い。あとはお茶漬け海苔と冷やした緑茶をぶっかけて完成なのだ。アセダラで食欲低下しているときでもこいつならサ〜ラサラとノドを過ぎてゆき、とりあへず最低限の栄養は補給できる。
残念なことは“食事”としての満足感が希薄である点、そしてハラ持ちも若干よくない。やっぱり肉体労働者はガッツ〜ンと脂肪分塩分炭水化物エナジーを摂取してカロリーを溜め込んでおく必要があるのだ。

Olympus 　PEN-F F.Zuiko Auto-S 1.8/38 　@ SONY NEX-7

そんなワケでお茶漬けサ〜ラサラの反動はスグにやってくるのである。とっても陳腐なチョイスかも知れないけれど栄養バランスを考えるとなかなか結構な実績のある『野菜炒め定食』がこの日の救世主として目の前に現れるのだな。
いいねえ、美味いじゃないか！たっぷり野菜と挽肉で構成されたメインに豆腐スープ・白ゴハン・漬物・鶏唐揚・杏仁豆腐そしてアフターにアイスコーヒーまでセットされている定食、これが￥880でいただけるんだから文句なしだぜ。

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メインの野菜炒めはもちろん美味しいものだったけれど、サブの鶏唐揚が秀逸なんてもんじゃない。これは特筆しなければ気が済まないスペシャルさがある。
デカいだけじゃなくカリッと香ばしく揚がった外皮にジュウシイでソフトなニク部分…あぁ思い出してもヨダレが出てくるくらい佳いお味、ニンニクなどでゴマ化していない醤油ベースの妙。別注テイクアウトしてもいいんじゃないかってくらい高いクオリティーだ。
しかしどう考えても白ゴハンが足りない。孤独のグルメ・井之頭五郎なら「すみませ〜ん、ゴハンおかわりください」となり、チャララ〜ンとエレキのイメージミュージックが流れては爆食タイム開始なんでしょうけどね、それをやっちまうと午後の労働意欲が著しく減退してしまうのでガマンするのだよ、仕方ありませんな。
こうして冷房の効いたお店で昼食が摂れるのは本当に快適で結構なことだと思う。しかも高い栄養価とバランス、デザートなども含めた満足感は何よりもプライオリティーの高い部分なのではないのかな。いつも手弁当で節約してますからねぇちょっと後ろめたさがあるのも確かですが、こいつを単なる堕落と思われたくないのでしてね、まあそのいろいろと言い訳を書き並べるのでありますよ。