スキな言葉、キライな言葉

皿盛りカルビ焼肉

近年の若いアスリートたちの活躍には目を見張るものがある。たいへんリッパな成績を遺す者も多いのは嬉しい限りなのではあるけれど、祝福のインタビューなどでの発言には少しばかり首を傾げたくなるものもあって、これは言葉の教育が上手くなされていない証かなあ…と思えてならない。
ひとつふたつ例を挙げると、先ず「今までの人生で最も…」なんてフレーズね、オマエはたかだか20年ほどしか生きてないだろ〜これから先もっと衝撃テキな事実にブチ当たるかもしれないんだからさ、そーゆーコトバは慎んだほうがいいんじゃないですか?はっきり申し上げますと「ガキのくせにそんなマセた言葉を使うもんじゃありません」ってことですね、いい若者が人生を語ったりするとバカにされるだけです。
それと「私なりに努力してみました」ってさ、いろいろと修験を積んだ人間が酸い辛いのある人生の中でその時々の最良の道を選択した場合に用いる言葉なのであって、しかもソレは他人が誰かを評価するときに「彼なりに…」などと使うものなのですよ。アナタみたいに人生経験が乏しいヒトがいくらアタマで考えたってステージの違いなんて解らないでしょ?単刀直入に申し上げますと「単にカッテなことしてただけ」ですな、きっと心配したり迷惑してた周囲の方々も多かったでしょうな、よくハンセーしてください。
まあこれらは氷山の一角でしてね、やたらに大袈裟だったり賢そうに聞こえる言葉が横行している昨今のコトバ事情に辟易しているのです。


Nikon  NIKKOR-P・C Auto 2.5/105  @ SONY α7

それに比べフード関連の流行語にはハッピーなイメージが付きまとう。昔は…こーゆー言い方は懐古主義者みたいだけど…大盛・特盛・満腹に始まり昭和の時代まではサービス精神旺盛な接頭語が中心だったけど、このところはソレに加えて爆盛やら富士山盛など全部のせ系の「オールでお願いしまっす〜」みたいな威勢のいいやつが多くなってきて萌ゆる御心ゐと眩しなのよ。そうそう、最近の奴らは矢鱈に「テンションあがる」って言いたがるけどね、なんだかそのコトバも違和感たっぷりで好きではない。
う〜ん、こんな駄文を書き散らしていて気づいたんだけど、やっぱりボクだって好きカッテな言葉嗜好を主張しているだけじゃん…なのですな、あまりホメられたもんじゃありませんねえ。ただこーゆーカルビ焼肉をお家で作っては山盛りにして、冷たいビールぐびぐびしながらハフハフ喰うのはみんなスキなんじゃありませんか?ってことなんですけど、まあこれも好みの問題でしょうか。もう開き直って「大好きだ〜!」と叫ぶだけにしておきます。




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ミニトマト


変則進路の台風が過ぎ去った朝
菜園の色づいたミニトマトは無事でした
ちょっと皮が硬いやつだけどね
けっこー美味しいのはやっぱり鮮度かな



SMC PENTAX 1.9/8.5 AL-IF  @ PENTAX Q10