『レバニラ定食』＠福源
熱中症というコトバが一般テキに用いられるようになったのはいつごろからなのだろう、ムカシは日射病と言っていたような気もするけど。まあその症状はは直接日光に当たらなくても発生するのだから熱中症のほうが広義に解釈出来て都合がいいのかも知れないなあ。
INFOBAR A03
強い熱波でバテバテになってしまった先週、いつものように国道一号線バイパスを東に向かってシゴト現場に急ぐ朝、信号待ちで前に停車したトラックの後部には手書きのキャッチアピールが異彩を放っていた。
廃品回収業者なんでしょうけどね、面白いのは「ウイスキー・ブランデー 現金買取行きます」ってのがあって、そーゆー業種のヒトがわざわざ出向いてまで買取りしたいってことは利益幅が大きい、つまりけっこー儲かるってことなんでしょうな、へぇ〜。で、買い取った酒はどーゆールートでどんな取引先に転売されてゆくのでしょうかねえ。まさか北のあのヒトのところに…ってのはアリなんでしょうか。
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さてそんなバテバテを少しでも食い止めるためにスタミナ系ランチを摂取するわけなのですが、やはり何と言ってもダイレクトに効いてくれそうなこいつですよ『レバニラ定食』！
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ニラとモヤシがバリバリざっくり来る食感の合間にレバーの濃厚でまったりとした風味が醤油ベースのタレと共に絡んできて「もうたまんねーぜ！」みたいにがつがつむしゃむしゃ喰らいついてしまう。標準量のゴハンでは絶対に足りないと思える分量バランスなのでおかわり必至なんだけど、ソレをやっちまうと午後のシゴトに支障をきたしてしまうので泣く泣くヤメにする。あ〜メシと一緒にもっと喰いまくりたい！
まあレバニラそのものは既に判り切ったお味なので料理の味そのものには感動とか驚嘆と云ったものはなく（いやいやめっちゃ美味いんですけどね）、ただただ動物テキな欲求で胃袋と感情を満たしてゆくわけなのですが、この日の定食にセットされていたスープには少しばかり感心したのですよ。
最初はタマゴスープにオレンジ色の物体が浮かんでいたのでてっきりニンジンかと思ったのですが、なんかちょっと様子が違う感じもして恐る恐るクチに運ぶわけなのですね。そう、この福源さんの客席はお座敷を除くテーブル席はまるでヨルの酒場のように人工光源のみで照らされているのでありましてね、まあ若干暗いフンイキ、食材のビミョーなニュアンスを正確に捕捉することが難しいのですな。
で、その正体はと言いますと、なんとトマトだったわけですよ。ええっ？中華のタマゴスープにトマトかいっ！てなオドロキもあるのですけれど、なんともそのフレッシュな酸味や優しい旨味に感激するのです。あらら〜美味しいじゃありませんかトマタマスープ。
たまたまこの日のスープにこんなステキなものが当たっちゃったんでしょうけどね、なんかお家でもマネしてみたくなるような佳いお品でした。ごくフツーなレバニラもワンランク上に行った感じです。
◆中国家庭料理 福源
静岡県駿東郡清水町長沢307-3
TEL=055-928-6550
ACT=11:00-14:30/17:00〜23:30 火曜定休
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