シンプルにワサビ醤油で

『黒毛和牛のもも肉ステーキ』

たまには上質なニクで心身共に充足させないといけない。もちろん上を見ればキリがないのでソコソコのとことでテを打つわけなんだけど、隣町のちょいハイソ系スーパーの新聞朝刊チラシには高級和牛がその日だけ特価で準備される旨が謳われていて、欲望に満ちたエロおやぢは早速レッツゴーするのよ。

同じ黒毛和牛でもランクの上下はあるもので廉売しているものは多分Aクラスにランクインできないものなのだろうけれど、それでも黒毛は黒毛だ。ホントはヒレリブロースを購入したかったのだけれど予算テキ制約の範囲内ではこの“もも肉”がいいとこだった。
他の部位に比べ“もも肉”は加熱による蛋白質硬化が早く、焼加減にはソレナリな神経の払い方をしないと悲しい結果を生むものだ。まあそのテの調理方法は安価な輸入牛肉でたっぷりと修練を積んでいるので大丈夫でしょう。
それよりこのサシを殺さないように美味しく食すにはどういった調味が最適なのかに悩んだ。もちろんキホンの塩コショウってのは安全パイなんだけど、毎度ソレじゃつまんないしねえ…ってことでワサビ醤油という手段を採った。シンプルにさっぱりと、と云うと「大根おろし醤油」とか「ポン酢醤油」をチョイスする方もよくいらっしゃるけれど、それらはお味が調味料に支配されたものになってしまい素材の特徴を殺しかねないのよね。


Arsenal V.I.Lenine  HELIOS-81N 2/50  @ SONY α7

このワサビ醤油で食すステーキはきっとこれから海外でも注目されると思う。なんならワサビ抜きでもいいくらいかもしれない、それくらい醤油の持つパワーはスゴいのよ。単なるショッパさだけでなく旨味や素材を引き立てる調味料ってそんなにあるもんじゃない。

あぁ、和牛の香りと甘みですな…美味い。イメージ的にはもうちょっとだけレアに仕上げたかったんだけど決して悪い火の通り方ではない。焼き始める前に常温に戻してから加熱するんだけど、用心し過ぎてちょっとだけ前置きが長すぎちゃったかな。
商売でこうした料理をするならばカンに頼らない科学的根拠も必要なのでレーザー表面温度計とかね内部温度を測定する機器も必要なんでしょうけれど、まあトーシローがたまにお家でする料理ならけっこーテキトーでも構わないのよ、多少のムラも楽しみのひとつさ…なんて言い訳じみたことですが、そんないーかげんな調理であってもかなり美味しくいただけるところが和牛が和牛たる所以でしょうか。
ところで先日テレビのレポート番組で知ったのですが、オーストラリアで和牛の生産が本格化しているらしいですね。その名も「WAGYU」って具合で、ニッポンで飼育される和牛に倣って飼料から管理まで相当緻密な育成を行っているとのことです。生産が本格化して輸入されるようになれば、こんな美味しい牛肉がもう少し安価に食べられるようになるかも…ってことで楽しみにしているのです。これまで品質で優位性を保っていたニッポンの酪農家さんたちも国際テキな価格競争の時代になるのでしょうか。




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斜陽の帰路


いつもの通勤帰路
この季節は夕陽が真正面でしてね
サンバイザーを降ろしても届かない位置ってのが口惜しい
しかも渋滞で毎度5〜6回は信号チェンジを待つ長さ
眩しいから早くしてくれ〜って



Canon Camera  Canon Lens 2/35(L39)  @ SONY NEX-7


最近思うのは渋滞の最後尾が怖いこと。何がって追突ですよ、ながらスマホが原因の追突事故を何度も目撃してますから。先日も横断歩道手前で停止した乗用車にノーブレーキのトラックが…ちょうど見ちゃったんですよねえ、運転手のニイちゃんは手にしたスマホを注視していて前を全く見ていなかったのよ。
少し前に自転車運転+左手スマホ+右手ドリンク+イヤホン装着って女性大学生が案の定の衝突事故。被害者の老女はお気の毒に死亡してしまいましたが、その刑事裁判の判決が“執行猶予つき”の有罪…って有り得ないでしょ。単なる過失ではない(未必の故意とも言えるし、飲酒運転とほぼ同様かと)ので長期間の実刑判決が相当かと思いますけどね、人を殺めてるわけなんですから。どーせそのヲンナは反省なんてしてない(裁判の記録で明らか)でしょうし、執行猶予をつける理由が見当たらない。そんな人間がのうのうと生きて行けることにやり場のない怒りがこみあげてくる。