お久しぶりね『鮭チャーハン』
悪質な「あおり運転」の動画がよく公開されている。たいていは“視聴者提供”のものであって、見る側からは視聴者=被害者という先入概念もある。まあ殆どの場合はそうであることが多いのだけれど、100%そうとは限らない。ここでひとつ提起したいのは「被害者ぶってるアナタ、その前に相手を怒らせる何かをしなかった?」なのである。
クルマに乗りだしてから40年ほどになるが、思わずあおってやりたくなる場面に遭遇した(実際にあおってやったことだって何度もある)ことは数えきれない。急な割り込み、緩慢でケアレスな挙動、自分勝手で傲慢な運転…なんだコノヤロー!みたいな人間はいくらでもいる。今でこそ余程のことが無い限り“危うきに近寄らず”ではあるけれど、若いころはそこを我慢できなかった。昨日もシゴトの帰路に直前を走る黒い軽自動車がやたらに怪しい動きをしていてハラがたって仕方がない。制限速度50kmのところを30kmほどで走行していて老人かと思いきやそれは頭髪をいじくりまわしている若造だった。だいたい髪の毛をイジりながら運転する奴にロクなのはいない、これは経験から学んだ鉄則だ。そのうちスマホを取りだして操作しながら運転を始めた。くたばれこのガキ!である。クラクション鳴らしまくりあおってやりたくなったけれど、コッチも疲れてるんだよヤメとこう…って感じですな。
Tokyo Kogaku RE.Auto-Topcor 1.8/58 @ SONY α7
積極テキに“あおり”を奨励したくなるものもある。それはチャーハンってやつね。べつにあおらなくてもチャーハンは完成するけれど、やはりフライパンや中華鍋でチャチャッとあおって作るチャーハンはパラリとしていながらふんわりとした食感になるのであって、あおりのテクニックは美味しいチャーハンの必須項目でもある。
塩鮭を焼き、荒くほぐしてチャーハンのメイン具材にした。お久しぶりですよ『鮭チャーハン』、シンプルなレシピで攻めるこいつは本当に美味い。北海道風にアラレ切したキャベツを入れたものも美味しいし、全体がピンク色になるような紅生姜入りもイケている。『鮭チャーハン』と云ってもいろいろなバリエーションが楽しめるのであって、もっと導入回数を増やしてもいいかなあ…なんてふと思った先日である。