黒のレクイエム

ヤリイカたっぷり『イカスミのフェットチーネ

潔白というコトバに代表されるように純粋で汚れのない「白」に対し、「黒」という色には隠れたり潜んでみたり性格やハラの内側とか黒い巨悪・黒幕・黒歴史などネガティブなイメージがつきまとう。だからというワケではないけれど、ボクの場合は礼服やシゴトで着用するものを除き黒の衣料品を持っていないし、黒いクルマってものを所有した経験はない。

ところが哀愁のイナカ町では黒い軽自動車が非常に多い。最近はそれでもカラフルな色彩だったり屋根やサイドミラーを塗り分けてツートーンにしているものも多くなったけど、やっぱり低レベル系は黒が主体だ。道交法で禁じられている濃色黒フィルム全面貼りは必須の御用達、カーテンや白色極太ハンドルカバー、チンチラ調フェイクファーをインパネ上に、ルームミラーやサンシェードにはネックレスや飾り物・光り物がじゃらじゃら…てのも彼・彼女がスキなパターン。そしてたいていそのテの人々はゴミやタバコの吸い殻を平気でポイ捨てする。ご本人は個性的で目立つと思ってるのでしょうけれど、そーゆーことはマナーと行動で示して欲しい。
もうひとつ黒色というといつも思い起こすのは首都圏の通勤風景ね、「今日も葬式かい」って思う。加えて近年のリクルートスタイルね、もうハンで押したように男女共に黒のスーツさ。それって何時どこで誰が決めたことなの?おかしいよ、ヒトと違う自分をアピールするために面接してるのに、スタート時点の根本からして間違っていると思う。清潔感があり年齢相応センスの良い(華美は論外だけど高級であるとかブランド品である必要もない)私服が選べないのもその人の能力だし、ボクが企業の採用担当者なら黒スーツ以外を着用して面接を受けることを義務付けますね。
さて黒い食べ物ってのはそうたくさんあるわけではないけれど、まあ一番有名なのはイカスミを使った料理ですね、パスタやリゾットなどイタリアやスペインの人々が好んで食するアレです。


Carl Zeiss Jena  Pancolar 1.8/50 (Zebra)  @ SONY α7

前回は未だ残暑のころでジンドウイカを用いて『イカスミのパスタ』を食したけれど、今回は平打ち麺のフェットチーネヤリイカを使ってみたのね。イカは新鮮だったのでワタ取りせずに丸ごと使いコクとボリュームを出すことには成功しましたけど、やっぱりフツーのスパゲッティの方が美味しかったかなあ。う〜ん決してフェットチーネも悪くは無いんですけれど、麺の存在感を出したいならばリングイネくらいにしておけばよかったねぇ…と若干ハンセー気味。でも美味しいことに間違いはありませんから。
安物の白ワインでもなんだか矢鱈に旨く感じてしまうマジック、イカスミのソースはもうひと瓶あるからね、まあそのうちにまた。





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木漏れ日


夏の木漏れ日は涼し気だけど
秋のそれは寂し気ね
そこに咲いてる花がミヤコワスレなんてさ
当家の庭もまんざらじゃないでしょ



OLYMPUS  OM-SYSTEM G.ZUIKO AUTO-S 1.4/50  @ SONY α7