■ 曖昧さの確信犯
久しぶりに実家に帰り、これまた久しぶりにカレーを作った。
テメーが食べたかったってのもあるけれど、高齢の母上が体力気力共に衰えて普段はレトルトカレーを食している…というハナシを聞くに及んではなんだかみょ~に哀れにも思えたし、ここはバカ息子もイッパツ汚名返上のチャンスという最適解が転がり込んできた気もした。
だからと言ってデキもしないクセにこだわりまくり凝りまくりのおバカ調理に走るのは頭デッカチのトーシローがよく犯す間違いなのであって、一番おいしいのはメーカーの作ったルウをパッケージ記載のレシピ通りに仕上げることなのである。いやいやコレは料理にあまり慣れていない人あるいはこれからいろいろ経験して行く末はもっと上級者になりたいという志向のある人の話だ。
ボクのようにある程度のスキルを積んだヒトはソレナリな工夫や改造、応用・発展といった上積みを画策してもいっこうに構いはしない。そうです、ボクの場合はカレーソースのレシピは十年くらい前に完成形とすることに成功しているから、以来ずっとソレで通している。まあ商売ではないので本当に世間一般で評価されるかどうかは判らないけれど、食したヒトは必ず「美味い」と言ってくれているので(お世辞ヌキと信じて)きっとかな~り美味いカレーに違いない…と自負している。
レシピを知りたい方はメールでも下さい、メルアド知らなければ当駄文日記のコメント欄記入ってテもありますからね。きっとあなたの人生が明るい方向に向かってゆくことになるでしょうな。あぁもちろんその逆も大歓迎でやんす、世の中は知らないことだらけですからね、目からウロコってレシピがあることを期待しておりますです、はい。
それで今回はそのカレーソースを使って『チキンと茄子のカレー』を作ってみました。いや~美味いですねえ、さすがオレ…ってあまり自慢話やマウンティングみたいなことばかり書くと嫌われますよ、もっと謙虚にしなさい。
でもこのレシピで作るカレーソースって欧風でもなければインド風でもない。かといって伝統テキなニッポン風のカレーでもないし、すんごく悪い言い方をすれば中途ハンパなのね。まあソレだとプライドにキズがつくので「曖昧ですねえ」とでも言い直しましょうか。まあボクとしてはそこが狙い所でもあるわけでして、ある意味確信犯とも言えるわけです。各種カレーのイイトコ盗り、ドコがいけないって言うんですか?ごめなさい、美味けりゃこんな話はドッチでもいいですね。