■ 本場で売ってる本場風
昨今は『台湾ラーメン』が流行している…というよりも既にラーメン界のカテゴリとしてすっかり定着してしまっているようなのだな。ボクも郷里・静岡で何度かソレを食したけれど、せっかくこうしてナゴヤで長期出張生活をしているのだから、本場というかその発祥の地の、しかも本家本元である「味仙」さんでそいつを食さなければ死んでも死にきれねーじゃん…みたいなカンジで休日の昼めしにいただいてきたりもしたのね。
いちおーナゴヤが『台湾ラーメン』の本場ってことになってはいますね、確かにごくフツーの中華料理屋さんとかラーメン屋さんに入ってもきっちり『台湾ラーメン』がメニューの中に存在しているところは「やっぱりナゴヤだよなあ」と思うのです。そしてその派生バージョンとでも言いますか『まぜそば』にも『台湾ラーメン』方程式を導入したものをよく見かけるのであります。
他県は知らないけれど、静岡では例の裏チェーン展開している中華料理屋を除いてこのメニューを見ることはあまりないのよ、だから『台湾ラーメン』ってやつを喰ってみたいなあ…と思ったら近所の中華料理屋じゃダメなのであって、手っ取り早く済ますならスーパーやコンビニに行って大手メーカーによる『台湾ラーメン』の生麺パックやカップ麺を購入してくるのが早道なのね。
ところがナゴヤなら喰いたけりゃ不自由することがなさそうなものであるのに、ナゼかその『台湾ラーメン』のインスタント版が売っているのですな、まあボクみたいにヘラヘラと外食可能なヒトばかりではないので、そーゆー需要もあるってもんです。
そんな中でこの「マルちゃん やみつき旨辛 辛赤 名古屋 台湾まぜそば」ってやつを見つけましてね、ボクも酔狂なオトコです、ついついカゴに入れてしまいました。
もうヘンタイ系チャレンジ系カップ焼そばはヤメると宣言していたのにこの体たらく、ちょっと情けなくも思いますけれど、まあスキなもんはスキなのでしてジブンを許してしまいます。
けっこー美味いです。バシッと来る辛味もありますし(一般販売されているカップ麺は辛い辛いと謳っておきながら、ベツにどーってことないじゃん…みたいなものが多い)モノホンの『台湾ラーメン』『台湾まぜそば』のように豊かな旨味も感じられて確かに本場ナゴヤ風のお味ですな、いよいよ暑さを増してゆくこれからの季節にはなかなかいいのではないかと思った次第であります。
いちおーマルちゃんのホームページでこの商品がどんなもんなのか確認もしたかったし、どんなエリアで販売されているのかも知りたかったので(けっこー地域限定商品ってあるもんなのですが、これは全国販売でした)商品詳細ページを見ると、こんな表示がありました。
原料産地ですか…近年は小ウルサいヒトが多いからなのか、こうした表示もキッチリ明確にしておかないと企業コンプライアンスが保てないんでしょうかねえ。まあ安心して商品を購入してクチに入れることが出来ますから悪いことではありません。
ソレにしてもたったひとつのインスタント麺にこれだけの国が関わっているんですな、政治とか経済ってのは我々が思うほど単純ではないことがよ~く解ります…ってさ、そー思ってたのはオマエだけだよって?
かもね…お気楽人生ですから。
◆ マルちゃん(東洋水産株式会社)
https://www.maruchan.co.jp/
■ 夜明けのヤモリ
夜明けに目覚めて小用を足しに宿舎の廊下に出た
窓をふと見ると一匹のヤモリが網戸に張り付いている
ここはナゴヤでも郊外なので周囲は田んぼや畑も多くて
ケロ助たちばかりじゃなくてカメだっているんだけど
まさかヤモリに出会うとは思わなかったぜ