■ 麻婆茄子
デキの悪さもソレナリに
当家の菜園のナスですね、今年はデキが良くないのは猛暑のせいだったんでしょうか。キュウリもイマイチだったし全般にサエない状況だったのでありまして、テメーの育て方をタナに上げては「ちょっとヘンだよ今年の夏」なんて思ったりもしているのですな。
そんなナスは皮や実が硬くタネも多くて漬物や焼茄子にするにはキビシいわけでして、まあある意味ゴマ化し料理みたいなカンジで『麻婆茄子』をセッセと作ってみたわけです。
いくらナリの悪いナスであっても、鮮度だけは抜群なのでして、食してみればけっこーコレが美味いのですねえ。バカにしちゃあいけません、ソレナリに美味しいだけでなく自家菜園ならではのお味ってものが厳然と存在するのでして、皮が硬いとかタネが多いなんてもうドッチでもいいよ!みたいな旨味と甘みを感ずるわけです。
ただねぇ、昔からデキの悪い子ほど可愛い…なんて話はよく聞きますけど、あれは絶対にウソなのでありまして、デキがよけりゃもっと可愛く思うに違いありません。ヤサイも一緒ですよ、なかなかに上手く育った昨年の夏とついつい比較してしまうのであります。