■ ゴボウの旬っていつですか？
農林水産省の統計データによりますと産地は青森・北海道・茨木で全国生産量の約半分をまかなっているようです。その中心となる品種「滝野川ゴボウ」は晩秋から冬にかけて、まさに今が出荷の最盛期なのであります。
ただ全国各地で初夏が旬の「夏ゴボウ（新ゴボウ）」や春先に食す「若ゴボウ」と云ったものも栽培されていて、まあ一年中旬がまわってるんだよ…てなところでしょうか。いづれにしろ採りたてのゴボウは香りもよくて美味しいものですよね。
■ 香ばしい『かき揚』を温かい蕎麦に
そんなゴボウの『かき揚』がスーパーのお惣菜コーナーにありました。揚げたてだったようで売り場にはその香りをプンプンと発散しています。
喰い意地のはったエロおやぢはその匂いに負けてカゴに入れてしまうのであります。そしてその瞬間から温かいうどん或いは蕎麦にトッピングされた姿を脳裏に描き、アタフタと帰宅してゆくのでありました。
蕎麦は乾麺、つゆは市販の濃縮めんつゆ、そしてスーパーのお惣菜コーナーで購入してきたかき揚…そんなお手軽バージョンではありますが、いちおー自宅で作って食す温かな蕎麦なのであります。
あぁゴボウの香りがたまらない！大地の栄養分を吸収して育ったということが明確に伝わってくるヤサイはゴボウが一番じゃないかな、その食感も含めとにかく食欲を刺激するのよ。つゆで次第に剥がれ溶けてゆくコロモがまたその香りを拡散するのです、ズズッと吸い込む蕎麦に絡み、チュチュっと啜るつゆにもその香りが活き活きと伝わってくる。あぁしみじみと美味い蕎麦だ…と思えます。
糸切りにした柚子皮が冬らしいでしょ？こーゆー小ワザが旬の演出の補助をしてくれるんだよなあ…と自画自賛な昼めしどきであります。温まりました。
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