■ 北海道発の幸福
一昨日は雪や雨が激しいという天気予報だったので予めシゴトは休工と決められていた。しかも気温もかなり低くなる…と云うことで、前日のシゴト帰りスーパーに立ち寄ったボクは迷わずラーメンの生麺とスープのセットを買い求めた。
寒い日にはやはりよく温まる『味噌ラーメン』、このところ自宅でも外食でも醤油味のスープばかりだったので味噌味の選択に迷いはない。そして本場北海道札幌の製麺メーカーさんのものが哀愁のイナカ町スーパーの棚にあったことに感謝しよう。
せっかくなのでモヤシやニラなどと共に細切りにした叉焼も加えてチャチャっと炒める。あとは出来上がった『味噌ラーメン』にド~ンとトッピングしてやるだけだ。おっと、メンマを買い忘れていたが、これだけ具材が乗っていればナシでも寂しい思いをすることはない。
やはり旨い、予報通り底冷えのするような日にはこの温まる『味噌ラーメン』が幸福を呼び込んでくれる。
しかし同じ『味噌ラーメン』でも北海道発のものが美味しく感ずるのはどうしてなのだろう。黄色味が強くコシのある中太縮れ麺、がつんとコクのあるスープ…伝統や地域性というものがこの一杯にバランスよく凝縮されているかのようだ。
青春時代を北海道で過ごしたボクは、こんな『味噌ラーメン』を啜ってはあの張り詰めた冷気や雪原の風景を思い出してしまう。あぁ再び北海道の地に立ってアレやコレを喰ってみたい…などと茫漠とした希望を抱いてみたりもするのだ。