■ ヅメカン de フルーツ寒天
コドモのころは今のように豊かな社会ではなかったので、食事にしてもおやつにしても手作りのものばかりだった気がします。あらためて思えばたとえ粗末なものであったとしても、ココロ温まるとでも言いますか生きることに彩を添えてくれるものだったと思うのです。
お金さえ出せば何でもテに入る世の中になりましたけれど、昨今の武漢肺炎の蔓延により、いいこともそうでないこともあるとはいえ、これまでのスタイルや価値観に変化が起きているのでは…と思うようになりました。
そのひとつにステイホームの指標としてお家での食事やおやつを手作りする例がたくさん紹介されておりまして、エロおやぢといたしましては " 食の本質やその在り方 " がキッチリと正しく浸透するいい機会になったのではと考えます。
テレビ番組だったのかネット情報だったのかは憶えておりませんが、フルーツのヅメカンに寒天を流し込んで固めお手軽にフルーツゼリーを作る…というものがありまして、あっコレはカンタンでいいねぇ!と早速マネしてみるわけです。
最初は桃缶でやろうと思っていたのですが、哀愁のイナカ町スーパーにはチャイナ製造のそれしか置いておらずパス。かわりに見つけたのはマンゴーやパインの入ったフィリピン製フルーツミックス缶で、なかなかに都合が宜しそうではありませんか。寒天もムカシのようにメンドな儀式は不要の " 粉末寒天 " というものがあり、意外に楽勝なスイーツ作りなのであります。
ヅメカンのトップをフルオープンにしたら溶かした寒天を流し込み、冷蔵庫で冷やし固めればオッケー。本当に楽しくて美味しいデザートの出来上がりです。トップと反対側の底を缶切で開きズボッと押し出せば見事な柱状モザイク!
めんどくさがりのエロおやぢはそのままザクっと半割りにして食してしまいましたが、ホイップクリームやアイスなんぞを添えればよりリッチなおやつだったに違いありません。
■ 自家製叉焼
さて例によって叉焼を自家製します。
これまでは一回にひとつ…でありまして、よく考えてみると効率が悪いと言いますかムダな部分もあるのでして、どうせ漬け込み調味液を調合するなら一度に二本仕込んでも一緒じゃん!なんて今ごろになって気づいたバカ者であります。
ただ大量に調製してもイッキに食すわけではなく、初回は焼きたて熱々をウマウマといただき、残りは冷蔵か冷凍保存して後々も楽しむ…という作戦であります。
柔らかで香り豊かな春キャベツに少々のキュウリも混ぜて敷物にし、アチチ~っ!と言いながら焼きたての叉焼をスライスカットします。途中でのつまみ喰いは絶対にガマンできませんし、またガマンすべきでもないでしょう。
あぁ美味いですなあ、サイコーです。テメーで作った甲斐があるってもんです。
せっかくですから薬味もいろいろ準備して楽しもうではありませんか。そのまま食すもよし、ゴハンに乗せてわしわしあぐあぐするのもよし、でもやっぱりこいつはビールの肴てのが一番似合うような気がします。
今回は国産ビール四天王の製品ではなく、なんと日本酒メーカーさんがビール業界に参入してきたその新製品をいただいてみるのです。
ほっほぉ~、なかなかのものではありませんか。ラベルのデザインも優秀だしこれはイケてます。あとはお値段だけかな…などと考えながら、残りの叉焼の使い道を思案するエロおやぢであります。うふふ、アレもいいし…でもソレにすべきか…などと逡巡する時間も楽しいものです。
手作り至上主義者ではありませんが、自家製という呪縛にたっぷりどっぷり浸かるのも悪くありません。
■ 庭風景 楓の花
鮮やかな新緑がにゅっと出たと思ったら
あっという間に小さな花を咲かせ
これまた鮮やかな赤紫のブーメランも準備している…
そんな楓であります