■ パンと生ハムとチーズ
美味しいパン屋さんを見つけた
マトモな人間なら到底出来そうもない愚行をヘーキでやってしまうエロおやぢであります。
御殿場のシゴト現場から同市内の建設資材砕石場までのルート上にそのお店の看板がありました。ヘンなナマエですが、どうやらパン屋さんみたいです。そしてちょっと匂うのよね、きっといいパン屋さんなんじゃないか…って。いわゆる第六感ってやつさ、理屈じゃないんだ。
シゴトちうにも関わらず、そう思ってしまうとどうにもブレーキが効かないのね、クイッとハンドルを切ってしまうのだ。リゾート地にあるペンションやショップのようにオサレ系のお店ですな、駐車場に停めてあるクルマも意識高い系のヒトが所有するタイプが多いし。
そんな店先に泥や油に塗れ汚れ、きったねぇダンプをバ～ン！と突っ込んでしまうエロおやぢ…とんでもねーヤローだぜ！しかも上下共に迷彩柄のシゴト着、ヒゲを蓄えたちょ～アヤシ気かつ危険な風貌…とは思いますけれど、ちゃんとマスクも着用して礼節と社会テキ義務は果たしているのだからいいのです。
やはりオサレな店内にはたくさんの種類のパンが並べられておりました。どうやらコチラはナチュラル＆ハード系のパンがお得意のようであります。よしよし、ボクのカンは正確に作動していたみたい…ヤワで流行りっぽいパンではなく、玄人好みの素材系パンが主体なのよ。正解っ！
そして「北欧田舎風」と「カンパーニュ」そして「無花果とチーズ」の三種を購入しては、会社のヒトにバレないようにダンプのシート後ろにそっと隠すエロおやぢなのです。
盛り合せプレートに
そりゃもうその後のシゴトはウワの空であります、早く終わって帰宅して～なぁ、ドロドロ汗まみれの臭いカラダをスッキリとシャワーで流し、例の黄金泡ドリンクをグビ～っと飲りながらこのパンをメインにした肴を造る…そんな想像ばかりして過ごす不良ドカタなのです。
美味しいパンとサラダさえあれば、そのトリマキは優秀であったり目立ったり珍味である必要はありません。ホントにシンプルにプレートを形成してゆくだけなのであります。庭や菜園からハーブ類をちょいと引っこ抜いてきてその傍らに添えてやれば充分です。
豊かな麦の香り、噛みしめるとしっかり主張してくる穀物の甘みと旨さ…あぁ、なんて素晴らしいパンたちなのでしょう！哀愁のイナカ町にも美味しいパン屋さんはあるけれど。これはまた違ったベクトルを持っていて楽しい。あ～いいなあ、こーゆーのも。ハデなものはないけれど、しみじみと本質を衝いてくるお味です。
クリームチーズのウラ技
さてそんなプレートのパンにいくばくかのスプレッドも準備しました。何日か前にテレビ番組で視た「 " 奈良漬 " をフィーチャーしたクリームチーズ」を奢るのです。
えっ!? チーズに奈良漬？
そうなんです、これがまたイケるのよ！信じられないくらいにマッチしてるんですねえ。食してみれば奇を衒った感はゼロ、必然たるべき存在として両者が対峙しているのですよ。
作り方はカンタン、刻んだ奈良漬をクリームチーズに混ぜ和えてやるだけ。
きっと発酵食品同士だから相性がいいのかもね、そしてパンの美味しさを少しも損なわないところがまたいい。クリームチーズのファッティーでマイルドな味わい、奈良漬の食感と酒粕の香り、味噌の微かな風味と塩気…これらが混然一体となって上等なパンの上に繰り広げられるファンタジーなのであります。
このままトーストしてもイケるんじゃないかってな予感も芽生えてきますが、それは後日のお楽しみにってことにして、この日は焼きたてパンの美味しさを存分に楽しむわけですよ。
奈良漬を包んでいる酒粕味噌みたいなものも、そのまま捨てるには惜しいものです。
もちろんそのままナメたり胡瓜につけて食したりするのも正解ではありますが、ここはひとつクリームチーズと一緒にがんばってもらうことにしました。
ただでさえ旨味成分の複雑な美味しさを蓄えているクリームチーズに、微かにお醤油のようなジャパン・テイストが加わることによって起きる反応、こいつはちょっとイタリアンやフレンチのシェフに食わせてやりたいじゃん。
凡人のエロおやぢはパンに塗って食すくらいしか能がないけれど、百戦錬磨の彼らならきっともっと素晴らしいレシピを思いつくに違いない。多分だけど、和食にも洋食にも応用が利くんじゃないかな、ニク・魚どちらもオッケー…なんだか楽しみだねえ。
あぁ、しかし御殿場ってグルメなお店が多いですな。ただこのパン屋さんも含めて思いつきで利用するにはちと遠い。わざわざパンを買うためだけに御殿場まで…ってのも酔狂なハナシだし、シゴトついでか何かの用足しに絡めてか…う～ん、このパン喰いたさに無理ヤリ用事を作ってしまいそう。
◆ 富士山の麓のパン屋 KukkA
https://leipuri.exblog.jp/
静岡県御殿場市東田中 1860-12
TEL=0550-82-3080
ACT=11:00-18:00 水木曜定休
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■ 庭風景 ムラサキシキブの花と子カマキリ
ムラサキシキブの小さな小さな花が咲き始めました
紫がかったピンクの花弁に黄色い雄蕊
ひっきりなしに虫たちがやってきては蜜を漁ってゆきます
気がつくとその虫たちを狙う子カマキリの姿も
たかみさま男は店の前へ乱暴にクルマを停めると咥え煙草で降りてきた。洗車なんぞしたことがないと思えるほど汚れたクルマのボディーに煙草を押し付けては火を消すと、そのまま吸い殻を地面に投げ捨てた。
そしてソーシャルディスタンスのマーキングを無視しドアを開けズケズケと中に入ってゆく。入店は三名までというルールを慌てて説明しかけた店員に、腰のホルスターから44マグナムを引き抜いては銃口を向け「黙れ！」と一喝する。店内に響き渡る客や店員の悲鳴…。
男はショウケースをじろりと眺め終えると静かにクチを開いた。
「カネは要らねえ。ただこのパンを全部オレのクルマに運べ。つべこべ言わず早くしろ！」
うっわ～、クリント・イーストウッドだぜ！カッコいいっ ＼(≧▽≦)丿
あなたがそんなこと言うから、とんでもねー妄想しちゃいましたってば！ (´▽｀*)ｱﾊﾊ
タルタルソースは細かく刻んだタクアンや柴漬入れても美味しいですよ、和風タルタル (^-^)ｂ
たかみさま
アメリカ南部のソウルフード…素朴な料理だけれども、それらもあの国を創りあげていったエネルギーであったわけですよね。
いいねえ、そのうち作ってみようかしら…ダッチオーブンでガッツリと。キブンは夕陽のガンマン(´▽｀*)ｱﾊﾊ
