■ ビーフステーキ on スキレット
焼肉はカルビ、ステーキならサーロイン…と相場は決まってはおります。あ、エロおやぢの嗜好の話ですよ、まあ世の中には様々な好みってもんがありますから、こんなチンケな野郎の意見なんぞドッチでもいいことですね、強く主張したり声高に吹っ掛けるなんてことは致しませんから、各人お好みの部位を好みのいただき方でどーぞ!ってカンジです。
ところが近年はヘルシー食のブームで…本来の健康志向でそうするわけではなくて、見ているとどうも異常なダイエット、つまり鶏ガラのようにヤセたいというバカみたいなスレンダー信仰とかカン違い美意識を求めてのことのように思えてならないのです…脂肪分の少ないニクの需要が高まっているようなのですな。
肉屋さんに行ってもやたらと赤身牛肉がアピールされておりまして、そんなに美味しくてカラダにいいのなら…と、ついその甘い囁きに乗せられてはテを出してしまうエロおやぢであります。
脂肪の少ない赤身肉は加熱し過ぎると硬くなってしまうことが多いので、ここはセオリー通りレアに仕上げてみました。提供は当家定番のスキレットを用い、冷めずに美味しくいただけるステーキを目指したのであります。調味は塩コショウのみ、やっぱりこれがニクそのものの美味しさが一番よく判ります。
おっと、けっこー美味しいですね。いつものサーロインとは全く別物で脂肪分の甘みやファッティーな旨味はほとんどありませんが、大陸的なお味とでも言いましょうか、私は今動物のニクを喰っている!という感覚をあらためて認識するわけです。
あぁやっぱりカルビやサーロインの方がスキだなあ…同じ低脂肪部位ならヒレの方が柔らかくてクセも少ないしさ。でもね、たまにはいいかな~とも思います。お味に物足りなさを感じたらフランス人みたいにバターで補えばいいんだし…ってさ、おいおい!それじゃ健康志向赤身のイミが無くなっちゃうじゃん。そんなジレンマを抱えながら右往左往する中高年ってのも笑えますな。
まあ美味しいビールでもきゅ~んと飲ってアタマを冷やしましょう。
でもやっぱり「甘い囁き」と言ったらコレですよね…
Dalida et Alain Delon Paroles, paroles
■ 庭風景 檀の実
紅い花のように見えるのは種子を包む「苞」というものです
花はとても白くて小さくジミなものが夏の頃に咲くんですよ
現在檀の葉はだんだん黄色味を帯びてきておりまして
年末年始の頃には鮮やかな赤に変化します
たかみさん
赤身肉の調理はタンパク質の分解と凝固温度の管理がキモになります…そのお話はまた別の機会に (´▽`*)アハハ
檀の紅葉は年末年始の愉しみでもあります。当家の庭の場合は夕陽が当たる時刻に美しく輝くものになります。過去に撮影したものを二枚ほどご紹介しましょう…。