違いの心得三つ

師走の庭風景  雨に濡れる紅葉

未明から雨音が聞こえていました。
それもけっこー激しい雨のようでしてね、まあこのところずっと降雨がありませんでしたから丁度良いお湿りでしょ…などと布団にくるまってぬくぬく過ごしていたエロおやぢではありますが、年末ともなればアレやコレや用達用便用務用立…まあたいていはヤボ用なんですけれど、とにかくやらなければならないことを先送りする悪いクセが呼び込んだ急な責務、この期に及んでイッキに押し寄せてくるわけですね、うかうか寝てなんかいられないわけです。
起床して朝メシを喰い、さあ今日も一日…と庭に出てみれば、未だ雨は降り続いておりまして紅葉が濡れてショボっとなっているわけです。

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師走の庭風景 雨に濡れる紅葉   Carl Zeiss Jena Sonnar 3.5/135 (Zebra)  SONY α7

モミジを漢字で書くと紅葉、赤くなっていなくても紅葉なのであります。ですから青いモミジは青紅葉となってヘンなことになってしまうわけですね。
それじゃあカエデは漢字ですと楓、楓の紅葉や青楓というコトバには違和感がありません。ただカエデの語源はカエルの手…つまり蛙手に似ているからという通説ですからね、やっぱり青い色が基本なんでしょう。
モミジとカエデの違いは葉の切れ込みが深いものをモミジ、浅いものをカエデと区別しているようです…なるほどねえ。本日の駄文日記のタイトル「違いの心得三つ」のひとつ目であります。
 
 
 

ジンギスカン風ソテーラム

北海道釧路に住んでいたころはしょっちゅうジンギスカンを食しました。例の成吉思汗鍋って云う鋳鉄製の特殊な調理器具を使って焼くわけですよ。
半球状山型の表面には深い溝が切ってありまして、そこを焼いたニクの脂が伝って周辺下部に溜まる構造でして、ヤサイなどが非常によく焼けて美味しくいただけるわけです。よくできたモノですよ。

サフォーク クロス ラム

もちろん当家にも何十年も使い続けている成吉思汗鍋があります。大切に使ってはお手入れしているので、このあと何十年だって使えることでしょう。
でもねえ、そいつを使ってジンギスカン料理をするとなると " 屋外での使用 " というのが前提になるわけでして(理由は割愛)、あ~ジンギスカン喰いてえなあ!と思ってもハイハイそれでわ…ってワケにはゆかないのです。

ジンギスカン風ソテーラム   MIRANDA AUTO MIRANDA EC 1.8/50  SONY α7

そこで思いついたのがフツーにフライパンでラムを焼き、ヤサイを乗せたスキレットに移し替えて食す…という方法なのですな。これがまたリアルなフンイキでお味の方もまあまあに収まるわけです。
このところお気に入りとなってしまいましてね、年末二か月間に三回ほどジッコーしてしまいました。それくらいお手軽なのに美味いってやつです。
道具や調理方法だけでなく肝心なラム肉にも新興勢力が存在しましてね、一般的なマトン種に良好な肉質と云われるサフォーク種をかけ合わせた品種のようです、その名は「サフォーク・クロス・ラム」。
これは美味い!柔らかで香りもいいし、旨味に満ちている…あ~フツーのラム肉とは違うんだなあってことで「違いの心得三つ」のふたつ目です。

サッポロ クラシック

たまたま購入ストックしてあったビールは北海道限定のものであります。フツーは静岡では売ってないんですけどね、どこぞの北海道フェアみたいなイベントの売れ残りでしょうか、近所のドラッグストアにたくさん並んでおりました。
サッポロ赤星ラガーのようにキレのいい苦みと香り、とってもピュアな印象でジンギスカンにはぴったりなドリンクに満足です、あ~もっと呑みたかったなあ。




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紅富士


午後には雨もあがって晴天に
予想通り富士山には冠雪が復活しておりました
日没前の一瞬
山頂が紅色に染まるマジックショウが披露されます
 

4:41 pm, December 30. 2020. @Fujinomiya-City

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令和二年師走 紅富士   Nippon Kogaku NIKKOR-H Auto 2/50   SONY α7

富士山が赤く染まる様子を表すコトバに「赤富士」というものがあります。これは雪のない夏の富士山が朝陽や夕陽に赤くなった状態を指します。
これに対して「紅富士」は雪を冠した富士山が紅く輝く姿なのでありまして、できれば混用はさけて明確に区別認識していただきたいと思っております。ただ「あかふじ」というコトバに対応する漢字表記は「赤富士」「紅富士」「朱富士」「茜富士」と四つの用例があり、いづれも「あかふじ」と読めないこともない…という日本語の難しさがありますね。

ってことで「違いの心得三つ」のみっつ目をウンチク垂れして本日の駄文日記の終了であります。あ~疲れるでしょ?こーゆー文章って。
 
 
 
 
 
 


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f:id:artfoods:20081202142609j:plain:leftたかみさん あけましておめでとうございます!
以外に知られていない「赤い富士山の呼び名」であります (´▽`*)アハハ
該当する漢字にはそれぞれ風情があってよいものです、ボク自身もしっかり使い分けてよりよい表現が出来れば…と思っております。