ジンギスカンの下準備

やっぱり " 成吉思汗たれ " だよ

羊肉料理であるジンギスカンの味を知って半世紀をゆうに超えております。父の転勤先であった北海道釧路、そこで庶民の楽しみとしてよく行われていたのが湿原や海岸で食すジンギスカンなのでありまして、現在のように便利で高機能な調理器具なんぞは存在しておらず、大きなプロパンガスボンベと鋳鉄製コンロそして例のジンギスカン鍋を担いでいってはマトン(親羊の肉でクセが若干強い)を焼いて食したものです。
 
高校生のころは遠足=ジンギスカンという暗黙のルールがありまして、熱源は炭でジンギスカン鍋の代用として波トタンと云う超軽量な組み合わせが遠足にぴったりのギアなのでありました。
ヤサイなんてものは全く用意されず、ひたすらニク!ニク!ニク!という喰い盛りの高校生らしい食でありますけれど、中には透明な米ドリンクや黄金麦サイダーをヒソカにリュックに忍ばせてくるワルもおりまして、それは楽しい遠足でした…あぁ懐かしい釧路の思い出。

ベル食品「成吉思汗たれ」

そんなジンギスカンの血液とも言うべき " たれ " ですな、他のメーカー製品もありましたがやっぱり何と言ってもベル食品さんの「成吉思汗たれ」が圧倒テキに支持されておりました。
長い間釧路ではそうした生活環境でしたから、ジンギスカンと云えば「成吉思汗たれ」一択です。慣れ親しんだソウルフードみたいな存在でして、当家に於きましてはストッカーには切らさないようにするのが静岡に戻ってからの習慣になっております。

ラム肉に「成吉思汗たれ」をモミモミして…   OLYMPUS FTL F.ZUIKO AUTO-S 1.8/50 (M42)  SONY α7

以前は生ラムをそのまま焼いてはそのタレを付けて食していたわけですが、少し前に「お店屋さんみたいにタレを揉み込んでみたらどうでしょう」みたいな思い付きでやってみたところ、これがまためっちゃ美味くなっちゃうんですね…う~ん、父が生きている間に気づいてあげればよかったのに…と思います。
ボウルにラム肉とニンニクスライスそして少量の「成吉思汗たれ」を入れてモミモミ、ラム特有のクセが緩和されニク質も明確に柔らかに、そしてその旨味や香りがぐ~んとアップする…ほんのちょっとしたテマだけでこんなに美味しいジンギスカンに変身するのですな。

ホッカイドウ ハイボール ガラナ風味

相棒はビールや焼酎が定番ですが、たまには面白げなものをってことで「ホッカイドウ ハイボール ガラナ風味」なるものをいただいてみました。北海道ではポピュラーな飲み物である " コアップ・ガラナ " を経験してますから抵抗はありませんが、若干甘みが強いかな…もう少しドライにしてくれると食事にもいいのに。ちょうどゼロコークハイみたいな感じでした。やっぱりビールに戻ります。
このところ屋外でのジンギスカンに御無沙汰しております。フライパンで焼いてはスキレットでいただく方程式は悪くないどころか大変に美味しいお料理ではありますけれど、やっぱりソトで食すジンギスカンは食味はもちろんワイルドネス、ダイナミズム、爽快感、開放感…もう全てが次元の違うものなんですねえ。チャンスがあればぜひ…そう願わずにはいられません。
 
 
 
 
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菜種梅雨の庭風景  梅の新葉とベイビイ誕生


美しく香りのよい花が散ってひと月も経っておりませんが
梅の枝には紅い新葉と実のベイビイが誕生しております
銀色の産毛に包まれたその実は今年もたくさん
梅雨時の収穫まであと三か月

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菜種梅雨の庭風景  梅の新葉とベイビイ誕生   Nikon Ai AF MICRO NIKKOR 2.8/60  SONY α7