■ 春の名残りか…
冷凍庫で休眠していた鶏肉をなんとかしてしまおうと料理を考えました。
問題は一緒に合わせるヤサイで「焼鳥」にするには根深葱がないし「唐揚」は食べたばかりで「ソテー or グリル」だとガロニが寂しい、とドレもいまひとつなのですな。野菜ストッカーに転がっているのはキャベツや人参・玉葱・ピーマン、あとは使いかけの白菜1/6株…うんうん、この白菜だよ、こいつでクリーム煮だな。
ちょっと冬の献立っぽいけれど、まあヨシとしようじゃないか。みそ汁用に買ってあったブナシメジも加えイタリアンパセリなんぞをパラっとやってやればソレナリな洋風料理になるんじゃないの?みたいなカンジであります。
たいした料理ではないのでサクっと作ってお終い、あとは冷えた白ワインをテーブルに運べばオッケーです。
クリームとバターの風味がたまらなく白ワインに合います、美味いねえ。鶏肉のダシが利いたソースのシミた柔らかな白菜をはりはり噛んでいると「あぁ春の名残りか…」てなカンジで一抹の寂しさも感じたりしますけれど、秋の終わりのように人生の行く末を案ずるような寂寥感は在りませんね。
相棒はまたまたワンコインのおフランス産ですが、今回のものは今ひとつで…良く言えば " スッキリ・あっさり・クセなし " でありますが " シャビシャビ・余韻少ない・つまんねぇ " みたいなマイナスの評価を下すことも出来るわけです。お味じゃなくて評価が辛口ってのは残念ですな。まあこうしたお惣菜テキ料理には悪くはないものですが、クチが肥えてくるとヨケーなことまで考えてしまうってことです。奢ったゼイタクは慎みましょう、与えられたものにヨロコビを見出し、シアワセな食生活を送りたいものです。