茹でシラス

福田漁港水揚げの " 極小 " 茹でシラス

静岡県の西部に「福田(ふくで)漁港」という小さな港があります。沼津・清水・焼津のような知名度はありませんが、シラスの漁獲をはじめとした近海魚の品質は高い評価が与えられております。また近年はトラフグが水揚げされることで県内では脚光を浴び、フグのコース料理などが味わえる観光スポットとしてもジワリ人気が上昇しているようです。
そんな福田漁港水揚げの茹でシラス(近年は釜揚げシラスという言い方が多いようですが、不肖エロおやぢに於きましてはガキのころから茹でシラスなので)をスーパーの鮮魚コーナーで見つけました。県東部に居住しておりますのでフツーは田子の浦・由比や用宗あたりの漁獲シラスが多いのですが、漁模様によってはこうして県西部のものが店頭に並ぶのも珍しいことではありません。

福田漁港水揚げの " 極小 " 茹でシラス   Nikon Ai AF MICRO NIKKOR 2.8/60  SONY α7

ところが今回入荷していたのは珍しい " 極小 " 茹でシラスであります。一般に流通しているものに比べ体積ならば1/10程度でしょうか、ストッキングみたいな漁網でも使わなければ捕獲できないくらい超小型のシラスです。選別にもテマヒマがかかる上に茹で上げも相当な技術が必要でしょうし、多少高価であるのは無理もないことです。
このシラスの何がいいのかと申しますと、そのふわふわほわほわな食感です。クチの中で溶けてしまうじゃないかというくらいのソフトさなのに、しっかりとシラスらしい旨味もあって快楽至極、見つけたら即カゴの珍品です。
あ~カニを食しているように上品な風味、このまま酒の肴もヨシ、朝ゴハンの炊きたて白めしにオンして食せば「もう今日はシゴトなんざドッチでもいいぜ…」みたいな Go to Heaven が保証されています。

お刺身と MOW 白桃ミルク

同じスーパーの鮮魚コーナーでは " 本鮪・真鯛ノルウェイサーモンの三種サク " をセットにしたものもあったので購入してきました。切ったお刺身盛合せとはステージの違う美味しさを楽しめます。お刺身にカットしたり大根のツマなど薬味類はテメーで調達しなければなりませんが、そうした労力を以ってしても余りある価値があります。
デザートにいただくMOWの限定品もイケてます。白桃ミルクという安心のお味ではありますけれど、このシリーズ商品は本当によくデキたものが多く、新作発売=即カゴは必須行動であります。まあこれからはガリガリしたかき氷系のアイスバーが中心になるデザート事情ですね。