■ 今年二度目の牡蠣料理
" R " のつく月が旬と呼ばれる牡蠣、九月ともなればソワソワしてしまうものですが、なにせハシリのころはお値段が…ってことで暫くはガマンの日々であります。
先月ようやくカキフライを食しましてね、うんうんやっぱり美味いもんだよなあ~と取り急ぎ満足はするわけですよ。もちろん牡蠣料理の筆頭ですから未だ喰ってないの?と云うプレッシャーからは解放されますけれど、生牡蠣はもう少し先になってしっかり肥えてからにしますので、ここはその鍋料理で未食の淵からの脱出を確実なものにするわけです。
シンプルに牡蠣と豆腐だけ、ザ『牡蠣豆腐』であります。まあ世の中には様々なお考えをお持ちの方々がいらっしゃいますから「やっぱりコレが本道でイチバンに決まってるのさ」などと個人テキ嗜好を押し付けるつもりは毛頭ございません、それぞれの楽しみ方がありそれぞれの幸福感があって然りなのであります。ただまあヘンポライ(偏屈者)のエロといたしましてはこーゆースタイルに美学を見出してしまうのです。
お豆腐と牡蠣が温まったら器にとり、庭の柚子を搾って造った " 柚子ポン酢醤油 " を少々、刻み青葱と新潟の " かんずり " を薬味にいただきます。うんうん柑橘はいろいろあるけれど、やっぱり牡蠣には柚子がベストパートナーだよなあ…などと押し付けないと言いつつシレっとテメーの好みをゴリ押しするエロおやぢであります。
いやいやそんなことよりやっぱり美味いねえ『牡蠣豆腐』。この冬はあと何度かやってもいいかな、ぬる燗にした清酒をぐびりと飲りながら。