和風ハンバーグ

冬の甘い根深葱を使って

若いころは " 和風〇〇 " みたいな和食仕立てにした洋食というものがキライでした。元々が美味しい上に違う文化のお料理をわざわざ改変しなくたっていいじゃないか…みたいな頑なさで拒否していたようです。そう、蕎麦屋でラーメンとかカツ丼を注文するのにも激しい抵抗がありましたね。
ところが近年はそうした壁をすっかり取り払い、その " 和風〇〇 " をヘーキで作るわ喰うわ…すっかり別人のようであります。そりゃそうだよな、美味いもんは美味いのさ、中華そばだってカレーライスだって明太スパゲティーだってニッポン人がオリジナルに進化させた料理なんですから、そんなこと言ってたら喰うもんがなくなっちまうよ、であります。

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てなワケで『和風ハンバーグ』であります。冬になると甘さが増してねっとり美味しくなる根深葱をソテーしてトッピング、ソースは甘辛味の醤油ベースに大根おろしを加えたもの、糸切りの柚子皮でアクセントを加えます。ガロニは茹でたホウレン草に紅生姜…和風に拘る姿にスキを見せてはいけませんね。
あ~美味いです。豚挽肉を10%ほど混ぜコクを持たせた和牛ミンチがお醤油味のソースと絡んでスキヤキにも通ずる旨さですな、お好みで生玉子を落としてやるのもよいでしょう。

牧野酒造 特別本醸造 富士山

まあ " 和風なんちゃら " もあまりエスカレートさせすぎると本来の料理名から逸脱してしまうので、これくらいでヤメにしておくのがいいかな。いくら創作料理とは云えそのあたりの匙加減は難しいものがあります。
相棒は地元の日本酒にしました。やはり間違いのないお味で、いつどんな時にどんなお料理と組み合わせてもその力量を発揮してくれるところが有難いものです。哀愁のイナカ町であっても日本酒の蔵元は四つあり、そのどれもが一級品の美味しさであることにヨロコビを感じます。
常々その蔵元にスポットを当てた日記を書いてみたいとは思っているのですが、さていつのことになるのやら。






如月の庭風景  梅の開花進む


順調に梅の開花が進んでおります
令和五年如月五日現在で0.5分咲き…といったところでしょうか
あくまで個人テキ印象ではありますが例年に比して花蕾の数が多いような
…ってことは梅の実も大量収穫になるのかなあ

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