■ ハッセルバック NASU
ナゾのスイスチーズから始まるスウェーデン料理
二度目のスイス旅行から帰った妹がいくつかの土産を手にして当家を訪れました。そのひとつがこのチーズです。銀紙による簡素な包装ですが、開いてみるとカマンベールに代表される白カビ系チーズで、やや黄ばんだ外皮を有するソフトチーズでした。
観光土産ではない製品らしく表記はスイスドイツ語のみなので正確ではないかも知れませんが、レビオションというメーカーのヴァルダルヴなるチーズであることが読み取れます。
そのまま食してもよいのでしょうけれど、せっかくですから何かひとヒネリしたお料理にしようとアレコレ考えます。そんな時に毎日拝読しているブログで「茄子のハッセルバック」と云う記事がメに留まりました。元々はスウェーデン料理の「ハッセルバックポテト」を夏野菜の茄子に置き換え、蛇腹状のスリットに味噌チーズなどを押し込んで焼き上げる…という凝ったお料理であります。こちらのブログキャリアさんはとても健康に気を配った食生活をされておられまして常々感心しているエロおやぢでありますが、まあたまにはそういったレシピをパクって参考にさせていただき、健康であることの入口からその先を見つめてみたくもなるってもんです。
そのブログキャリアさんはモッツァレッラチーズと味噌&酒味醂のミックス、そしてハーブにはタイムをお使いになられておられるようでしたが、エロおやぢはナゾのスイスチーズにやはり味噌&酒味醂のミックス、ハーブは和の青ジソ大葉というオーソドックスな仕掛けで参戦してみました。
茄子のスリットにひとつひとつスライスカットしたチーズを挟み味噌ダレをちょびちょびタラしてゆく作業はメンドっちいものなのですけれど、作りながらついついつまみ食いしてしまうナゾのスイスチーズが美味いのナンノのスケバン刑事…違う!美味いの何のってもうもうもう!なのですよ。
味噌と青ジソ大葉の風味がほんのり香り、茄子と相性のよいチーズが明確な輪郭を大きく広げるお料理なのですな、う~んコレは美味いぜ。ドバドバかけちゃったサルバーニョが全体を丸~く収めてジツにいい料理じゃないか、きっと元々の「ハッセルバックポテト」とは全く別の方向性を持ったお料理に変化してしまってはいるのでしょうけれど、これはこれでニッポンらしさがあるし、何より健康であることへの希望を持ち続けられるお料理かと思いますよ。
因みにカメラ好きと致しましては「ハッセル…」と聞けばスグに " スウェーデン製プロ用高級カメラブランド「ハッセルブラッド」" を想起してしまうのですが、カメラだけに蛇腹構造とかそういったものに関係があるのかな。
■ 文月の庭風景 ハグロトンボと八重咲梔子
水辺を好むトンボなので
隣接する当家の庭にもよく現れますが
フツーに撮影したものよりも
こちらのフォトを面白いと思ってしまう偏屈者であります
先日は再び咲いた咲いたと大喜びしておりましたが
もう花芽も出ておりませんし
コレで本当に最後となるようです
美しくそして素敵な香りはまた来年ね