■ ハイカラ焼鳥丼
ナマエに反して中身はオーソドックス
ネギマ串だけでなく唐揚も一緒に玉子綴じして丼のアタマにしてしまいましたので『ハイカラ焼鳥丼』なんてナマエにしましたけれど、多分そう珍しいものでもなく、きっと何処かのお弁当屋さんとか飲食店さんで既に提供されているんじゃないのかな…なんて気はします。
ただ実際に食してみますと非常に美味しいゴハンなのでありまして、食べ切れなくて残してあった焼鳥や唐揚のリメイク術としては上等なものかと思います。いやエロおやぢは最初っからこうするつもりで、農民市場のお惣菜コーナーにいつもあるこれらをカゴに入れては「ノーマルな丼を用いるのか、ちょいと気取って重箱を使ってみるのか、はてまたカフェ風に深皿で気取るのか…」などと思案するのであります。
結局は前述の何れでもなく " たち吉 " の縁の立った唐草紋様皿にしてしまったのは、玉子綴じする時に使う親子鍋の直径がちょうどフィットすることと、すっかり少食になってしまった母上のゴハン分量は、このお皿での盛り付けが調節しやすそうだったからに他ならないのです。
青葱を焼鳥串そして唐揚と共に出し汁でさっと温め、間髪を入れず玉子で綴じてやるというごくフツーなお料理ではありますけれど、前日から冷蔵庫で冷え切っていた焼鳥や唐揚もふっくら柔らかに火が通り、そしてタマゴの優しいお味に包まれた丼風…ナマエに反して中身はオーソドックスなお料理になるわけです。
フォトではあまり見えませんが、ご飯には千切った板海苔をたっぷり散らしてあり、その風味が甘辛醤油味の出汁と半熟タマゴによく合っていて、あ~ニッポンのお料理だよな…と静かな感銘を受けるものになっております。
食事中は最近とみに気に入っている日本酒の炭酸割りでクチをリセットしながらとなりますが、テーブルの片付けも終わって食事の美味しさの余韻に浸りながらの時間はアイルランドのウイスキーで心を鎮めます。
■ 文月の庭風景 紫蘭の末裔
花を終えた紫蘭にはシードポッドが出来ております
なんだか面白い模様が出来てますね
そのうち乾燥して種を放出するのでしょうけれど
その前にコントロールできないものかと…