■ きのことベーコンのパスタ
夏の終わりのフェデリーニ
よく使うパスタとして DeCecco のスパゲッティーニを選びます。直径1.6mm、アルデンテでの茹で時間は7分...標準的なスパゲッティーの1.9mmに比べやや細めという使いやすいスペックが万能選手として大いに活躍してくれます。
先日そのスパゲッティーニが近所の食料品店で特価販売されていて、これ幸いにカゴに入れました。ちょっと前から小麦製品の値上がりが激しく各社どの製品も財政を圧迫するようになっておりますが、まあシカタのないこととしてガマンしておりましたから、あまり廉売されることのない輸入製品には珍しいことだ…とウキウキなのであります。
今回は旬のきのこと芳しいベーコンをフィーチャーしたパスタ料理にしようぜ!と食材の準備を整えていざストッカーから取り出したそのパスタ…う~ん、なんとコレってスパゲッティーニじゃないじゃん!なのであります。ひとつ番手の低い11番、つまり「フェデリーニ」という直径1.4mmでアルデンテタイムは4分という別のパスタであったわけです。
いや~迂闊でありました、いくつも商品が並んでいる中からガサッと漁ってきたものですが、てっきりスパゲッティーニだと思い込んで確認もせずにカゴに入れてしまったようですし、また帰宅して収める時にも気が付かなかったなんて。
どちらかと云えば冷製パスタに用いられることの多いフェデリーニです。いや決して温かなパスタ料理に向かないわけではありませんが、重たいソースには適合しずらい面がありますね。まあ今回はきのことベーコンってことでオイル系のパスタなのでぎりぎりセーフってところでしょうか。今さら慌てたり泣いたりしてもしょうがないので、このまま開き直って強引にコトを進めるほかはありません。
いつもの如くガーリックと唐辛子の香りや辛みを乗り移らせたオリーブオイルできのことベーコンをソテーし、茹で上げパスタをタタッと手早くメランジュしてやれば完成ですね。あぁ旨いです、きのこの香りと旨味にさらっと包まれ、そこにベーコンの深い薫りとコクがスポット参戦してくるフィールドって感じですね。
目論んでいたのはスパゲッティーニの食べ応えに絡んでくるそれらの食材だったのですが、今ごろになって冷製パスタ用の麺でこんな調理をするとは思いませんでした。まあそれでもソレナリに美味しいものでありましたし、夏の終わりのフェデリーニも酔狂で楽しからずや…てなところですか。
食後はアイリッシュ・ウイスキーなんぞをちびちび飲りながら、異常な高温となって悩ませてくれた今年の夏をそっと振り返ってみたりするのです。照明を落とし、テレビもオフにして…独り心静かに過ごすこんな時間が好きです。
■ ご近所ぷらぷら September 24. 2024.
彼岸花にノアサガオそして向日葵
様々な野生が侵略し合う空き地の一角
来年の勝者はいったい誰なんだい?
ここ数年はノアサガオが優勢なんですけどね
すっかり水分も抜け
繊維質だけになったみたいな紫陽花たち
昨日までの紫陽花は記憶の中だけに存在しています
夜明けのブルーがそのモノトーンなシルエットを強調します