■ しょうゆカルボナーラ
ジツはなかなかにフレンドリー
カルボナーラ?…ってさあ、これ全然違うじゃん!
はい、お怒りはよく判ります。ですよね~一般的に認知されているカルボナーラとは似ても似つかないパスタ料理です。ええ、ですから料理名は『しょうゆカルボナーラ』にしてあります。
おいおい、それじゃまるで石丸構文だぜ。いったいオマエはどーゆー見識をしてるんだ?
はい、ではご説明を…
このパスタ料理は静岡県伊東市にある「山本珈琲」さんという喫茶店で昔から提供されているもので、地元ではソウルフードみたいなカンジで親しまれ、そして人気のあるメニューなんだそうです。初代の店主さんが初めて食したイタリアンのカルボナーラに感動し、地元でも普段使いの食材を用いてその美味しさをなんとか届けられないものかと工夫し、誰もが喜び納得するお味に仕立てたものがコレなのだそうです。
ローカル某番組で知ったものですが、テレビ画面で見た出来上がりから想像して食材を準備しました。正確ではないかもしれませんが、まあこんなところでしょう。
玉子・ベーコン・ピーマンを炒めたところに茹で上げパスタを加え塩コショウで調味しながら絡めます。お皿に盛りつけたらたっぷりの大根おろしを天盛りにし、お醤油をたら~っとかければ出来上がりです。
うっわ~とってもシンプルなお味ですね。ベーコンとピーマンの香りがパ~ンときて、そこに炒り玉子の優しい風味と大根おろし醤油のキリッとしたクチ当たりが引き締めにかかってくるわけです。イタリアンなお味でもないし和食の端正な出で立ちもない、けれども " いーとこ取り " みたいなユルさもあって、ジツはなかなかにフレンドリーで美味しいのよ。
まあこいつをカルボナーラと呼ぶにはかなりムリがありますが、店主殿が『しょうゆカルボナーラ』だと名付けたわけですから、それでいいのです。美味しいものを何とか届けたい、その熱意に拍手しようではありませんか。
■ 神無月の庭風景 柿の落ち葉
今年も撮影しました
七宝焼きのように美しく色づいた柿の落ち葉
夏の異常な気候のせいで例年よりは少な目ですが
それでも吹き溜まりにはこんな極彩色が集まっております