■ 秋茄子の塩炒め
スパッと早道しかもストレート
秋茄子の美味しさはこの駄文日記で何度か記述致しましたが、そのトロットロの身肉だけでなくあの鉄紺色の皮ですね、ここがまた見た目と食感を同時に満たすアクセントとなって美味しいわけです。
で、今回のお料理はその " 皮を剥いてしまった身肉 " をお料理に使っちまおうじゃないか…てな破天荒な作戦なわけです。えぇっ!?先ほど述べたアクセント云々の話は調子がいいだけのハッタリだったのかいっ!
いやいや違いますってば、まあ皮もいいんですけどね、ここは柔らかな豚ロース肉の食感に合わせ秋茄子のエッセンスを前面に押し出して、全体として優しく柔らかなクチ当たりを楽しむお料理に…ってことです。
茄子は皮を剥いて長さ5cmほどの拍子木に切りましょう、5~8mm前後の角切りが最適です。豚ロースも同様の形状長さに切りそろえます。えへ、材料はこれだけですよ、あとは食用油(炒め油と仕上げ風味出しのゴマ油)そして塩・コショウ・酒...なんだか拍子抜けするくらいシンプルですが恐れることはありません。
チャチャっと炒めてパパっと味付け、タタッと盛り付けしてお終い。さあ喰えっ!てなもんです。塩と若干のコショウだけですから茄子と豚ロースのお味がダイレクトに攻めてきます。今までどうしてあんな遠回りな味付けばかりしてきたんだろう、スパッと早道しかもストレートな美味しさがとっても新鮮に感じるのよね。
あぁ秋茄子ってこーゆー味だったんだ、豚ロースってこんなに豊かな風味なのか…と感心すること請け合いです。
■ 霜月の庭風景 ツワブキそして護岸石積みの草花
松の木の下に拡がっているツワブキ
今年もこの黄色の花を開きました
ぼつぼつ咲くのではなくイッキに花芽を揃え
開演直後で満開劇場とは有難いことです
正確に申し上げますと当家の敷地内ではありませんが
まあ庭から見える光景ってことで…
洋種山牛蒡と泡立草
どちらも強い植物ですね