〆鯖高菜巻寿司

〆鯖高菜巻寿司

方針転換と後悔

夕食を何にするかアテもなく買い物に出かけましたけれど、ジツは握り寿司でも買って帰り、お手軽ズボラな晩酌で済ませちゃおう…という意思で半分ほど固められていたのも事実です。
まあスーパーのお惣菜コーナーでは冷凍の寿司ネタ食材が中心で、たま~に旬の近海モノが目玉に登場することは承知していたのですけれど、なんだかその日は食指が動かないと云いましょうか決め手に欠ける品揃えでしてね、こりゃ思い切って方針転換しないとダメかな…と思い始めた矢先、目に飛び込んできたのは『〆鯖高菜巻寿司』だったわけです。

〆鯖高菜巻寿司   Carl Zeiss Batis 2/40 CF  SONY α7RM5

おっ、見るからにいいカンジの〆具合じゃないか。それに板海苔ではなく高菜で巻いてある寿司だぜ…こいつは一杯の肴に申し分ないし、母上もこれなら上等なお食事でしょう。
自分で調理してみるとよく判るのですけれど、〆鯖と云うものは甘酢の塩梅はもちろんですが、〆方が浅ければ青魚特有のクセが残るし、逆に〆が深いと身肉が締まり過ぎて風味も失われてパサつきが目立つようになるわけですね。トーシローにはなかなか手出しし難いジャンルですし、ソレナリなスキルも必要となります。

牧野酒造 本醸造 富士山

そこをジツに上手くこなすプロの技、サスガだなあと思います。そしてその抜群の〆具合の鯖に胡瓜・玉子焼・ガリを合わせて寿司飯と高菜で巻く…という凝った戦術にはもう脱帽ですね、あぁ旨い旨い旨い。もうひとパック買って来ればよかった…今更遅いよね、後の祭りってやつさ…美味しい地酒だけど、後悔の念と共にクチに含むお酒であります。
 
 

 
 
 
 

Dawn  霜月朔日 東の空


美しい夜明けの空でありました
この時は未だ富嶽に初冠雪が降りていなかったけれど
それを予感させる冷涼な大気
立ち止まってすっと深呼吸
 
5:55am, November 01. 2024. @Fujinomiya-City

Dawn 霜月朔日 東の空   Nippon Kogaku NIKKOR-S Auto 35mm F2.8   SONY α7