■ シャウボナーラ
復活劇
カンの宜しいお方ならこのタイトルにはスグにピンときたことでしょう...あぁあのステーキの残り物ね!って。そう、先日無念の食べ残しとなってしまった『シャウステーキ』の復活劇です。
ジツは食べ残してしまった『シャウステーキ』をどうやって美味しくいただくか、そればかり気になって夜も寝られませんでした…ってのは真っ赤なウソでして、そんなこったあどーにでもなるわいっ!てなところの極楽トンボであります。まあその時になってテキトーに思いついたレシピでズルをするだけです。
ひと晩冷蔵庫で寝かせた『シャウステーキ』はキュッと締まって精悍な顔つきになっておりましてね、これが長いこと熟成させたパンチェッタのような様相を呈しているわけです、もうここまで来ればあのイタリアンの定番パスタ「カルボナーラ」に流用することが清く正しい道のように思えてくるわけですな。
タタッと刻んでフライパンでしっかりソテー、そこに間髪入れずに茹で上げパスタを投入、そして火を止めて卵黄をダ~ンと混ぜ込んでゆくのです。余熱でその卵黄はゲル状...あの評判の悪いゲル総裁ではありませんからね…から見事なエマルジョンに変身を遂げるわけで、卵黄のクリーミイで豊かな風味とシャウエッセンのスモーキイな旨味を閉じ込めたパスタが完成するわけですよ、いや~めっちゃ美味いじゃないか『シャウボナーラ』。
こんなに美味いならわざわざパンチェッタを購入しなくても細切りにしたシャウエッセンで代用できるんじゃないの?と思ったほどです。生クリームを加えてスペシャルなジャパニーズイタリアンにするも佳し、本場イタリアのようにクリームは加えずニクの旨味香りと卵黄だけのストレート勝負も潔し、その辺りはお好みでどうぞ。
あまりに上手くいったパスタにニマニマしつつ、ダメ押しで北海道銘菓「よいとまけ」をいただきました。カステラにハスカップのジャム、そしてオブラートで包んだ苫小牧のお菓子です。これ、とても好きなんですよ。
■ 晩秋の庭風景
先日公開したラスト黄薔薇
あと咲きの二輪は気温が低いせいかとても長持ちしていて
雨の中でしっとり咲き続けております
ずっとこのままでいてくれたらいいのに
すっかり紅葉しているイロハモミジですが
樹間の日陰にも色づいた葉があって
その存在が妙に気になるものでした
大丈夫...ちゃんと見てるからね
晩秋の柔らかな陽差しは
楓の葉の間から白壁に落ちてゆきます
師走の風は冷たいけれど
なぜかここだけは暖かい気がする