■ すきやきめし
思い描いていた通り
以前から考えていたことですが、A5ランクくらいの上等な " すき焼用和牛 " をサッと焼き、割り下をジャジャっと絡めたものをどっか~んと白ゴハンの上に乗せてあぐあぐ喰いてえなあ…なんて希望がありました。
まあフツーではなかなか実践出来ないお料理ですよね、先ず平素の緊縮財政に合致しない突出した歳費への危惧と、ボンビなくせに見栄を張りたがる脆弱な精神構造、それが許せないわけです。
ところがですね、先日いつもの山梨県系スーパー某OGでは鹿児島県産黒牛(黒毛和牛)の上モノを半額赤札で見切っちゃってましてね、このプライスを見た瞬間に「そうだ!アレだよアレ!」と心トキメくものを覚えるわけです。う~ん、ついに来たかこの時が。もちろん即カゴですが、お会計の時にこれを見たレジのおねーさまがエロおやぢの眼を見てニヤリとしたのが印象テキなお買い物でありました。
何も難しいことはしません、フライパンで油脂を熱し、そこにこの鹿児島黒牛のリブロースをジャっと拡げるだけです。手際よく返し、間髪を入れずに " すき焼割り下 " を適宜回しかけ絡めるようにしてやれば完成です。
うっふっふ~、もう思い描いていた通りのお味です。甘い脂と素晴らしい香りがクチに拡がり、ゴハンと共にテンダリイなステージが実現しているわけです。テレビ番組で芸能人が「もうとけちゃいそ~」などと幼稚な発言をしている世界がここに在るわけです、参ったなあ…本当にミもココロも融けちゃいそうじゃないか。後半戦は「溶きタマゴ」でいただくことも忘れませんでしたよ。
まあ半額じゃないと実現出来ない献立ではありますが、食後の満足感は格別なものですな。そんなに長生きをしたいとは思いませんけれど、生きているうちは時々で構わないからこんないい思いをしてみたいものです…って、まあこんなコトを言ってる野郎に限ってそう思った通りにはゆかないってのが世の常でございますな。
■ 晩秋の庭風景 楓と柏の紅葉
夜間の冷え込みも強くなってきたここ数日
庭先の楓もいい色になってきました
ちょうど午後の陽光が射し込む枝先に
極彩色のグラデーションが輝くのです
去年もこうだったのですが
長年紅葉もせずに赤茶色になって枯れ落ちていた柏葉は
とても美しい紅葉を見せてくれるようになりました
青空にラスタカラー