■ オレンジソースのポークソテー
新しい扉
欧州への紀行番組などを視聴していると " 豚肉料理にフルーツの甘酸っぱいソース " を合わせているものをよく見かけます。ニク料理に甘いソースってのはなかなかに勇気が必要なものでして、お醤油の味に慣れた我々ニッポン人からすれば感覚的に相容れないものがあります。
それでもいちどそれをジッコーしてみたいものだとは思ってはおりましたけれど、そりゃせっかくのポークソテーを台無しにしてしまうんじゃないか…なんて危惧する声もココロに去来するわけですよ。でもねえ、最近はフレンチやイタリアンの日本人シェフたちも堂々とそれを提供してますしね、ここはひとつエロおやぢもそのマネゴトでもして溜飲を下げてみたい…と決心いたしました。
フレッシュオレンジを加工してソースにするのも良いのですが、先ずは試しに「オレンジマーマレード」を利用したソース作りです。フォン・ド・ヴォーなどを用いたフレンチ系に対し、やや中途ハンパかも知れませんがマーマレードに合わせたのは焼肉のタレ、そういつもの " エバラ焼肉のタレ 黄金の味 甘口 " 、和テイストの導入であります。
うっそ~、なんだか俄かには信じられないなあ…てなところでしょうが、これがまたけっこーイケるんですよ。半々くらいで合わせ、フライパンでちょっとだけ煮詰めるカンジですから、あっという間に完成ですね。
質の佳いポークのリブロースは脂の甘みもしっかりしていますが、キメの細かい赤身部分と相まってジツに心地よい旨味と食感を生み出しています。そこにオレンジの香りとほのかな苦みがキュッと覆うように絡みつくのに、ナゼか和を感ずる妙...慣れ親しんだポークに新しい扉を開いてくれるような印象ですね、美味い。
このところ相棒はビールばかりですが、やっぱり赤ワインが欲しいねえ…うんうん、今日さっそく買いに出かけよう。
■ 師走の庭風景 紅葉終盤
夜半から明け方にかけて風の音がもの凄かったのですが
朝起きて玄関の扉を開けると散り落ちた紅葉が一面に…
風のいたずらとは言え あ~あぁ こりゃ掃除がタイヘンだ
師走らしいって云えばそれまでなんだけど
風に吹かれて散り落ちたものもあるけれど
意外に持ちこたえた紅葉もたくさん残っていて
師走の陽光に美しい反射を残しています
いよいよお終いが近いですね
薄いハレーションとゴースト
墨流しのようになっている枝葉
背景は淡い着彩を施したような画像が形成され
夢うつつに見たような紅葉の庭