■ おうち焼肉
ハッピーカルビアワー
例年年末年始のご馳走と云えば " すき焼 " が定番化しておりましたが、今年はナゼか「焼肉にしよう!」と思い立ってしまったわけです。
カニ喰って焼肉かい、まるでどこぞの食い放題みたいだな...と嘲り笑われるかも知れませんけれど、平素のボンビ生活の反動でそうしたものに著しいアコガレを抱く庶民ですからね、まあそこは憐みのお気持ちを以ってお察し願います。
このために苦節を重ね緊縮財政の維持に努めてきた甲斐もありまして、ここは思い切って鹿児島県産黒牛という黒毛和牛の上級品を買い求めるのであります。あぁそれにしても佳いニクだなあ、こーゆーのって焼肉屋さんなどお店で注文したら、いったい幾ら請求されるのでしょう...などとビンボったらしい発想は捨て去り、イッキに強気の行動で押し切ってしまうのが吉であります。さあ!いけいけ!とばかりに支度に勤しむエロおやぢですよ。
せっかくですからいつもの缶ビールのことは忘れ、お店でいただくような瓶ビールも買い求めて参りました。いいねえ、お味云々もありますが、この凛とした出で立ちも惚れ惚れしますよね、ポ~ン!と栓を抜きドクドクっと注ぐこの快感、ガキにゃワカんねえだろ...ってな自惚れも許される新年の宴であります。そしてオトナの義務教育633のマジックでノドを洗っていただき、早速ヤキニクヤキニク♪ と久々のワクワク感に酔いしれるわけです。
あぁ美味いねえ、もうサイコーじゃないか。
今回は白ゴハンに青シソ大葉を拡げ、キムチや焼ヤサイと共に焼肉を包んで食すフォトは押さえておきませんでしたけれど、そうした究極の旨さなんていちいち披露しなくたって皆さんご存知でしょ…てなところです。シツコいようですがサイコーです、柔らかいとか甘いなどのコトバも陳腐過ぎて使う気になれないですね、とにかく「あぁ佳いお正月だ...」てなカンジです。
ニクは霜降りカルビだけ、もう他のニクは要らないです、これだけで極上の幸福感を味わうことが出来ますから。ヨケーなものを挿入してせっかくのハッピーカルビアワーを台無しにしたくありませんものね。
633ラガーのあとは気になっていたバーボンのソーダ割りで粛々と食べ進みます。大晦日は白スパークリングではしゃぎ過ぎましたから、元旦はアダルトな対応です、しっとり静かに、そしてその味わいと香りをしっかり脳裏に刻みながらニッポンのお正月を過ごします。
デザートのアイスも喜ばしい限り、有難いことです。
■ 睦月の庭風景 晩秋の名残り
すっかり冬将軍に席巻されつつある庭ですが
未だ僅かながら晩秋の名残りも存在します
カリカリに縮れた楓紅葉は
掃いても掃いてもエントランスに舞い散ってきます
枝に残る紅葉もすっかりくすんだ色になっておりますが
それでも西陽が透過すると鮮やかに発色し
穏やかな秋の日々を彷彿とさせますね
色褪せた翼果がその引き立て役です