■ ハムやソーセージとチーズの盛り合せ
素材の掛け算が幾重にも
昨年末にひと月ほどかけて買い溜めしてあった食材です。と云ってもハーブ類は全て当家の菜園からのものでして、毎朝霜が降りるようになった昨今はサスガにその育成度合いに進捗を見出すのは難しくなりましたので、パセリを除き思い切って全てを収穫してしまいました。
よく育ってくれましたよ、完全に苗のお代金の元本は回収いたしましたけれど、モクテキはそーゆーコトではなく、あくまでも新鮮なものを随時利用可能にすることなのでありましたので、ミッションは達成ですね…春になったら再チャレンジです。
さてソーセージや生ハムなどと共に盛り合わせたのは五種のチーズです。フォト上からミモレット、ケソフレスコ、ダナブルー、カチョカヴァッロ・ピッコロ、カマンベールですね。どれも美味しいことに間違いはないのですけれど、やはりその製法からくる塩分の強さを意識しておかないとなりません。足りなければ追加すればよいだけなので、皿には小さめにカットしたものを並べるのが正解かと思います。
そして今回収穫だったのはコンソメゼリーとキノコ三種をマリネードしたものです。これはイッキにテンションが強くなりますね、畜肉加工品やチーズ類にハーモナイザを施したような厚みが生まれ、これまで経験したことのない重旋律を奏でてくれるわけです。ハモと松茸の土瓶蒸しや、パンチェッタとポルチーニのクリームソースなどのように、素材の掛け算が幾重にも仕掛けられた旨味の数列として誕生するわけです。
もちろんそこにはお気に入りのオリーブオイルや赤ワインといった重要なキャストが必要になりますけれど、そこまで至らなくともかなりのハイレベルは期待してよいと思います。
途中から喉の渇きが気になり始めて赤ワインからビールにいったん切り替えたのはご愛敬ですが、やはり最後は赤ワインに戻って本来のハーモニーを愉しんだのは言うまでもありません。そう云えばソムリエの若林英司氏が大原千鶴さんの「あてなよる」という番組で日本酒をオンザロックスにしたり炭酸割りにしてゲストさんたちを感心させておられましたが、確かにこうしたお料理に合わせるアルコールはもっと自由度があってよいものですね、まあ呑み助は知らないうちにそんなものを編み出したりしてますけど。
■ 初詣 そして睦月の庭風景
遅ればせながら昨日は初詣に行って参りました
本当は由緒ある浅間神社のアレコレを撮影したかったのですが
あまりの人混みに戦意完全喪失…
ちょうど使い切った御朱印帳を新調したまでの参拝
梅は花芽が膨らみ春待ち
今年はまだしばらく時間を要する気配ですが
寒空の下でも少しづつピンク色は濃さを増し
寒の入りを知らせてくれます