■ 生シラスと戻り鰹そして真鯛のお刺身
生シラスを美味しくいただく方法
最寄りのスーパーに行ってみると新年初漁の生シラスが入荷しておりました。うふふ♪ 予想通りじゃないか、令和七年の出漁一発目で獲った縁起のよいお魚ちゃんたちですよね。
鰯は出世魚ではないし、それにもう出世などと云うものとは無縁になったエロおやぢですから今更ドッチでもいいハナシなのですけれど、それでも新たな年の喜びに溢れる黒潮で育つシラスから、たっぷりエネルギーをいただくのは素晴らしいことではありませんか。
ただ生シラスだけってのもナニなので " 戻り鰹 " やら " 活け〆真鯛 " のサクも購入して、この三種でお刺身の盛り合わせなんぞすればサイコーでしょう。お酒もより取り見取りってわけでもありませんが、まあまあソコソコのものもストックしてありますし、正月キブンからゆっくり離陸出来るような晩酌タイムが演出できそうです。
脂の乗った戻り鰹や真鯛はもちろん美味しいものでしたが、やはり白眉は " 生シラス " であります。以前に桜海老やシラスの漁獲で有名な由比漁港の近くに住むシゴト仲間の知人から教えていただいたことは、どんなに新鮮なシラスであっても " 必ず氷水にいったん晒してからいただく " と信じられないくらい美味しいものになる…というメソッドでした。ヌメリやイヤな匂いも流され、白く透き通った身はプリっと持ち直し。まるで漁獲したてのもののようになるわけです。
教えてくれた知人はその後勤務中に倒れ、そのまま帰らぬ人となってしまいました。とても美味しい生シラスではありますけれど、いただく度にユーモアに溢れ人柄も良かったその知人のことが偲ばれて、少し悲しい思いをするのですよ。
■ 睦月の庭風景
富士山に今年初めての冠雪をもたらした雨ですが
終日降り続いて翌朝まで残りました
朝起きて玄関を出ると枯れ散った楓が一面に散乱していて
あ~あんなに綺麗だった紅葉なのになあ…と寂しいキモチに