芹蕎麦

芹蕎麦

春の野の香り

芹の旬は冬でして出荷の最盛期は真冬の1月、根をつけたまま店頭に並べられ、その根も味わうのがツウだと言われております。エロおやぢも過去にそうした鍋を食したことがあり豚肩ロースと共にコショウ鍋にして大変美味しくいただいたものです。
今回はそうした鍋料理ではなく、蕎麦と一緒に春の香りを楽しもうじゃないか…というモクテキなので残念ながら根の部分はサヨーナラなのですけれども、やはり春の七草のひとつである芹からは独特の香気が立ち上がり、その苦みや刺激と野草の食感を蕎麦と共に味わうといった贅沢がたまらなくキブンを高揚させるわけです。

芹蕎麦   Carl Zeiss Batis 2/40 CF  SONY α7RM5

これまでに何度か自宅でもこれを喫食いたしましたが、一度だけ静岡市中心部の老舗蕎麦店でいただいたこともありました。まあ徳川さまのお膝元でもありますし、かの慶喜公や勝海舟殿も贔屓にしておられたお蕎麦屋さんです、ちょいと趣向を凝らした仕立てになっておりまして大いに満足したものですが、こうして自宅での『芹蕎麦』ではシンプルに蕎麦と共にいただくのみではあります。
あぁ春の野の香りだなあ…最盛期よりも逆に香気も強くなっていて蕎麦との相性は抜群です。素晴らしい苦みと食感が蕎麦の香りや旨味と共にクチに拡がり、忘れることの出来ない記憶として脳裏に刻まれてゆくのです。
本当に美味しい、再び食すなら今のうちかな…そうだ!今日は市内の農民市場へ探りに行こう。
 
 

 
 
 
 

卯月の庭風景  ローズマリーの花とノキシノブ


気温の上昇と共に鉢植えのローズマリーにも新葉が現れ
そして花がひとつだけ咲きました…綺麗な紫色だしカタチも蘭のような個性派
枝を育てるなら花は切り落とすのがセオリーですが
こいつはこのままにしておきたい

卯月の庭風景 ローズマリーの花   Nikon Ai AF MICRO NIKKOR 60mm F2.8  SONY α7RM5

 
 


松の木の下を通った時にギョッとするものを見つけてしまいました
うっわ~なんじゃいこりゃ…と調べてみればノキシノブという常緑シダ植物でした
以前からこれがブラ下がっていることは承知しておりましたけれど
よく見るとけっこーブキミ系ですな

卯月の庭風景 ノキシノブ   Carl Zeiss Batis 2/40 CF  SONY α7RM5