■ 桃豚ロースの『とんテキ』
香りのよい分葱と共に
かつては月イチくらいの頻度で作っては食していた『とんテキ』もここしばらくはご無沙汰でありました。食べ飽きたとか体調が悪くて受け付けなかったなどの理由ではなく、なんとな~く他のお料理に気を取られてその機会を逸していただけのことであります。

近所の山梨県系スーパー某OGでは、この " 秋田県産十和田湖高原ポークSPF桃豚 " という銘柄豚がお得意のようでありまして、比較的リーズナボゥな価格にも関わらずほっくり柔らかで風味も佳い豚肉なのであります。まあ輸入豚肉や国産並品に較べればアッパーグレードではありますけれど、この食味に接していただければ納得のゆくものかと思います。
以前はその『とんテキ』の調味にはN食研やB餐館などの既製品を使ったりもしましたけれど、先日このポーク切身を購入した際に同様の製品がないものかと探しましたがとうとう見つからず終いでありました。う~ん『とんテキ』ブームはもう去ってしまったのかな、シカタがないのでテメーで調合することにしました。

この豚ロース切身に軽く塩コショウで下味をつけ小麦粉をまんべんなくコ-ティングするわけですが、出来れば特殊な加工を施したユニバッターと呼ばれる小麦粉を使うとサラッとベタ付きのないものになって調子が宜しいのです、なければフツーの薄力粉でも結構ですし、なんなら小麦粉ナシでも構いません、ただ打ち粉はしたほうがタレの乗りは良くなり仕上がりも麗しいものになりますからね。
肝心の調味ソースですが、初めての今回は " すき焼の割り下とウスターソースを同割り " に調合したものを使ってみました。あ~とってもいいカンジです、既製品のあのちょっとイナタいお味が再現されるようで、庶民派洋食のテイストがビシバシに伝わってきますよ。

お皿に盛りつけたらたっぷりの分葱小口切りをトッピングしましょう。春の分葱はエネルギーに満ちていて、香りや旨味も素晴らしいものです。地元産の新鮮なものがあれば「京都の九条葱」などと銘柄指定して購入をしなくても、本当に美味しい刻み激を愉しむことが出来ますよ。
あぁ甘辛スパイシーなソースが絡んだ『とんテキ』、香りのよい分葱がスペシャルな豚肉料理に誘ってくれます。はいはい、ぐい~っと飲み干すビールですね、これが相棒なら申し分のない食卓になりますから。
■ 卯月の庭風景 紗雅(シャガ)
住宅地の空き地や人里近い山野に群生しているシャガ
本来は " 射干 " とか " 著莪 " と漢字表記するようですが
エロおやぢはこの「紗雅」という当て字が気に入ってずっと使っています
そして今年は花蕾も例年よりたくさんつけてくれているのが嬉しいのです
