■ 鉄板ナポリタン
またの名を「イタリアン」
灼熱の鉄板にジュウジュウと音をたてて油煙と水蒸気をあげるケチャップ味のスパゲティー…そう、一般には『鉄板ナポリタン』と呼ばれるものですが、これがまた時折ムショーに食べたくなる庶民のお味なのですな。
代表的な具材はヤサイが玉葱・ピーマン・マッシュルーム水煮、そこにベーコンかハム(お店によっては敢えての赤ウインナー)、ソースがケチャップ主体という入手が容易なものばかりですが、この組み合わせであの洋食っぽいお味が成立してしまうのですから不思議なものですよね。とにかく美味いし、食べ慣れているせいか飽きもこないところもいい。
喫茶店などでは皿盛りにするお店が多いのですが、ナゴヤなど一部地域では冒頭に記述したように鉄板提供であることが多いようです。
エロおやぢもナゴヤ長期出張時には何度かいただきまして、特に印象に残っているのは老舗喫茶レストランで食したものと、ちょいと小ジャレたフルーツパーラー型喫茶店でのものが忘れられないお味です。あぁ美味かったなあ…昔はナゴヤってちょっと小バカにしていたけれど、どっこいナメんなよ!てな感じで、なかなかの独自食文化が色濃く残るエリアなんですね。

そしてナゴヤ飯に於きましてはその『鉄板ナポリタン』を " イタリアン " と呼んでおりまして、そこがまたジツに面白いものだと思うのです。こうして自宅でそれを再現してみたくなるような印象深さもありますし、やや面積が足りないスキレットでありましてもムリヤリそれを詰め込んで悦に入ってみたりもするわけです。
いちおースキレットにはナゴヤ風に溶きタマゴを流し込んでありまして、鋳物の熱とパスタの熱に挟まれてふんわりややコゲ状態になったタマゴ焼も同時に楽しむと云う欲張りパスタなのですな。鉄板の熱でカリカリになったパスタをフォークでガリガリこそげ落しては、その香ばしい風味を楽しむのも一興、これは本当に楽しいメニューかと思います。
そうそう、粉チーズとタバスコをお忘れなく。

